ディオール、国立新美術館で2015-16年秋冬コレクションショーを開催|Dior
Dior|ディオール
モダンな国立新美術館をエレガントなランウェイに
ディオール、ふたたび東京でファッションショーを開催
6月16日、「Dior(ディオール)」は東京・六本木の国立新美術館にて2015-16年秋冬コレクションのファッションショーを開催した。3月にパリのクール・カレで発表したコレクションを東京で再現し、国立新美術館に一夜限りピンクのランウェイをつくりだした。
Text by Winsome Li (OPENERS)
歌姫リアーナをはじめ豪華なセレブティが来場
ディオールのアーティスティック ディレターを務めるラフ・シモンズは「Esprit Dior」を続き、東京にて2回目のファッションショーを開催した。日本の伝統を代表する両国国技館を「Esprit Dior」の会場に選んだに対し、今回は東京のモダンを象徴する六本木の国立新美術館でコレクションを披露。ランウェイとなった2階の細長い通路は淡いピンク色の絨毯を敷かれ、ディオールの世界観を漂うエレガントな空間に。エスカレーターから登場するモデルたちは、凛々しい表情でランウェイを歩き出した。フィナーレを終えて、ラフ・シモンズの右腕であるピーター・ミュリエ氏がランウェイにあらわれると、拍手と歓声のシャワーを浴びた。
ショーで発表したディオール 2015-16年秋冬コレクションのテーマは“アニマル”。動物のもつ本能的なエレガンスとワイルドさ、自然と人間の結びつきによるハイブリッドなスタイルを洋服で表現するという。ドレスやスカート、ブーツなど随所にあしらった洗練的なアニマル柄と、パイソンやファーの素材使いでアニマルの要素をラフ・シモンズらしく、現代的かつフェミニンな形で解釈。また、ムッシュ・ディオールが手がけた“フラワーウーマン”(女性を花に見立てたコンセプト)を“アニマルウーマン”に進化し、鮮やかな色彩のファブリックをまとい、エキゾチック柄のアクセサリーを添えたルックがポイント。ラフ・シモンズいわく「感情過多の感覚がコレクションにほしかったのです。動物的でセクシャルな女性が、新たなジャンルの迷彩をまとって登場します」
ショーの後に美術館は一瞬で、パーティ会場に変身。ディオールの最新広告キャンペーンに起用された歌姫のリアーナをはじめ、モデルのローラ、黒田エイミ、森星、歌手の中島美嘉、女優の夏帆など、多数のセレブティがそれぞれの個性を引き出す華麗なディオールスタイルで来場した。
クリスチャン・ディオール
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