キャサリン・マランドリーノのNEW YORK通信vol.03|“私のワードローブ、ファッションのポイントとは?”
FASHION / WOMEN
2015年4月14日

キャサリン・マランドリーノのNEW YORK通信vol.03|“私のワードローブ、ファッションのポイントとは?”

CATHERINE MALANDRINO|キャサリン・マランドリーノ

キャサリン・マランドリーノのNEW YORK通信 vol.03

私のワードローブ、ファッションのポイントとは?

ニューヨークをベースに、コレクションを発表しているキャサリン・マランドリーノから届いたNEW YORK通信第3回目。今回は彼女自身のワードローブや着こなしのポイントについて教えてもらった。

Text by Catherine Malandrino

いつでもどこでも、女性らしくエレガントで、個性的であること!

みなさん、いかがお過ごしですか? キャサリン・マランドリーノです。

私の好きなことばにこんなものがあります──
“人生においてたったひとつの幸せがある。それは愛すること、愛されることである”
これはジョルジュ・サンドの言ったことば。

私の人生において、2月は愛をお祝いする月です。2月14日は愛を捧げる日、バレンタインデイでしたが、その前日の2月13日にはNYファッションウィークで、私のあたらしいコレクションのプレゼンテーションがありました。こちらはまた来週お届けしますね!

さて、今日のテーマは、私のファッションのポイントについて。最近のお気に入りの着こなしとそのポイントを紹介していきたいと思います。

キャサリン・マランドリーノのNEW YORK通信vol.03 01

私のスタイリングのポイントは、“エフォートレス・シック”。あまり力を入れすぎない、自然な感じのスタイルが好きです。また腕やネックラインを少し見せるのもポイント。ただしドレスならワンショルダーなど、決して露出しすぎないことが大切です。過度なセクシーではなく、あくまでセンシュアルに。そしてもうひとつは、“Mixing Day&Nightスタイル”。文字どおり、昼間と夜のスタイルを合わせること。

たとえばアトリエでも胸の開いたシフォンのトップスにレザーのスカートを合わせて、女性らしさとハードな要素をミックスします。ニューヨークでの日常や、旅先など動きやすさ重視のときには、マランドリーノのコートにパンツを合わせるスタイリングを。私がデザインしたスタッズがふんだんにほどこされた“プレスリーバッグ”と、親友でもあるセリマがデザインした大きいメガネにメンズライクな帽子というのが最近のお気に入りです。

夜のディナーやパーティなどでは思い切りシックに、エレガントに。身体のラインを綺麗に見せてくれるようなフルレングスのドレスも好きですね。ワンショルダードレスでモードに装うのもいいし、光沢のある素材でゴージャスに見せるのもいい。

ジュエリーはいつも個性のある大ぶりなものを合わせます。また、完璧に見えるドレススタイルでも、どこかに“抜け感”をつくるのが、私にとって必要なこと。たとえば、ドレスに帽子を合わせたり、パーティの華やかさに負けないアウターを羽織るのもひとつの手。冬のアウターには、レオパード柄など一目でインパクトを与えるものもいいと思います。

一方、バハマのようなリゾートでは、そこでしかできないような思い切りカラフルな着こなしを楽しんでいます! ビーチではやっぱり、夏の日差しにまけないような、エナジーカラーが似合いますね。ホテル内や夜のシーンではちょっとシックに黒の着こなしを。旅先とひと口でいっても、TPOに合わせたスタイルを考えていますね。

では、つづきは来週……またそのときにお会いしましょう!

心をこめて──
キャサリン・マランドリーノ

Catherine Malandrino|キャサリン・マランドリーノ
フランス・グルノーブル生まれ。パリのエスモード卒業後、エマニュエル・ウンガロ、ルイ・フェロー、エ・ヴーといったメゾンで経験を積み、1998年アメリカでダイアン・ヴォン・ファステンヴァーグのヘッドデザイナーとして華やかなキャリアの第一歩を踏み出す。その後、エクスクルーシブで高価なリミテッド・エディション「マランドリーノ」と、カジュアルなテイストを織り交ぜた「キャサリン・マランドリーノ」、ふたつのブランドを立ち上げた。フェミニンでエレガント、個性的なラインナップは、世界各国において女性たちの熱い支持を受けている。

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