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2020年4月27日
伝統産業「久留米織」のマスクを生産開始|桑野新研産業
桑野新研産業|KUWANOSHINKEN
久留米織の製造・販売メーカーがマスクを生産
創業以来、厳選された素材を使用し、昔ながらの製法ではんてんや作務衣、甚平などを製作する福岡県久留米市の桑野新研産業が、新型コロナウイルス感染拡大を受けてマスクを生産開始した。
Text by ANDO Sara
久留米織の綿生地で作った立体構造マスク
久留米織でマスクを作ってほしいとの声を受け、レピア織機で織り上げた表地と裏地を合わせ、四層にしたオリジナルの布マスクを二種類用意した。
一つは、表地は久留米織で定番人気の「あられ柄」をベースに、新たに複雑な二重組織を組み上げ、「杢」と「切替」の柄を表現した。裏地にも専用に二重組織を開発し、ふっくらと肌触りの良い無地のダブルガーゼに仕上げている。
一つは、表地は久留米織で定番人気の「あられ柄」をベースに、新たに複雑な二重組織を組み上げ、「杢」と「切替」の柄を表現した。裏地にも専用に二重組織を開発し、ふっくらと肌触りの良い無地のダブルガーゼに仕上げている。
もう一つは、はんてんやもんぺなどに使用される一枚生地に、小さなドット状のあられ柄を表現したタイプ。裏地には、ふっくらと肌触りの良い無地のトリプルガーゼを使用。通常の三倍以上の打ち込みが必要となる新たな三重組織を開発した。
独特な柄の表現と織りの柔らかさ、先染糸で作られた丈夫さを併せ持つ久留米織の生地は、洗って繰り返し使うことで、より一層風合いを増し肌に馴染む特徴を持つ。
ウイルス用マスクとは異なり、布マスクは飛沫対策程度ではあるが、ほぼ材料・加工・配送費のみの販売価格で展開しているため、少しでも困っている方の役に立てれば、と考えたという。
大量生産が難しい素材のため、一回の入荷数は限られるが、今後も随時製作・入荷する予定だ。
ウイルス用マスクとは異なり、布マスクは飛沫対策程度ではあるが、ほぼ材料・加工・配送費のみの販売価格で展開しているため、少しでも困っている方の役に立てれば、と考えたという。
大量生産が難しい素材のため、一回の入荷数は限られるが、今後も随時製作・入荷する予定だ。
久留米織 四層布マスク
価格|1000円(税込)
素材|綿100%(ゴム除く)
サイズ展開|表二重織+裏二重織 (フリーサイズ 幅16.5cm×高さ12.5cm、Sサイズ 幅15cm×高さ11cm)
表一層+裏三重織 (フリーサイズ 幅16.5cm×高さ12cm、Sサイズ 幅15cm×高さ11cm)
価格|1000円(税込)
素材|綿100%(ゴム除く)
サイズ展開|表二重織+裏二重織 (フリーサイズ 幅16.5cm×高さ12.5cm、Sサイズ 幅15cm×高さ11cm)
表一層+裏三重織 (フリーサイズ 幅16.5cm×高さ12cm、Sサイズ 幅15cm×高さ11cm)
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