(42)ジュエリーデザイナー、STEPHEN WEBSTER
FASHION / NEWS
2015年3月4日

(42)ジュエリーデザイナー、STEPHEN WEBSTER

異端なのに古典が香るハイジュエリー
ジュエリーデザイナー、STEPHEN WEBSTERインタビュー

上のPHOTO GALLERYで紹介している『STEPHEN WEBSTER』のジュエリーを見ていただくとわかるとおり、とても“いま”を感じさせるゴシック・グラマラスなボリューム感あるデザインとフォルム。それでいてヴィンテージ感覚がありながらシャープで新しい。ロンドンから来日した、スティーブン・ウェブスター氏にお話をうかがった。

「こんなの見たことがない!」と驚いてほしいね

ジュエリーデザイナーのスティーブン・ウェブスターは、16歳から金銀細工の修行をスタートし、有名ジュエラーやプライベートな顧客のためのジュエリー制作に携わったのち、88年に自身のブランド『STEPHEN WEBSTER』を創設した。

──スティーブンさんの制作コンセプトを教えてください

コンセプトは“Anything but ordinary=非凡なジュエリー”。見てもらってわかるとおり、ロック的でメッセージ性のあるデザインには、私のパーソナリティがしっかり反映しています。

──魚の骨のネックレスなど、アイディアとしてはなるほどと思いますが、じつにユニークな発想です

異端なのに古典が香るハイジュエリー<br><br>ジュエリーデザイナー、STEPHEN WEBSTERインタビュー

じつは1950年代から60年代ぐらいの東ヨーロッパあたりのガラスの魚の置物コレクションが趣味で、もう200~300個はもっています。見つけると買ってしまうので、家族が困っていますけどね(笑)。以前からシャークやスティングレイのブローチをつくったり、フグのかたちをしたペンダントを制作したりしています。クライアント(依頼主)のパーソナリティに興味をもった場合、パーソナルオーダーを受けることもあります。

──スティーブンさんは今年でジュエリーデザイナー歴30年ですか?

アートスクールに入ったのが16歳で、そのころからつくり続けています。当時はパンク少年でしたね。アートスクールを卒業して、ロンドンのアパートに住んで修行の時代を過ごしました。

──パンク少年だったんですか!

当時ほど反逆的な精神を中心にエネルギーがあふれていた時代はないと思います。それ以降のイギリスにはそういうムーブメントはないんじゃないかな。

──作品に、パンク的なものも感じます

ロンドンにはそういう新しいものを生み出す土壌があるけれど、ぼくの作品はイギリスらしくないとよく言われます。イギリスに期待する型にはまった正統的なものではなく、色あざやかで華やかで、おおぶりなものが多いからでしょうか。でも、パンク=型破りという意味で、褒め言葉だと受け取っておきましょう。

──ファッショントレンドは意識されますか?

色は意識します。でも、ファッションのようにシーズン毎にスタイルを変えるようなことはないですね。ジュエリーには一貫性のあるメッセージをもたせたいと思っています。

──日本の男性の印象は?

日本はマーケットとしてはコンサバにもかかわらず、男性は華やかなものを好んでいるように思うし、ハイジュエリーに魅力を感じる人も多いと思いますね。最初に『STEPHEN WEBSTER』を日本で紹介したときは、「ん?」という反応でしたが、とても注意深くみてもらっていた印象があります。これからも「こんなジュエリーはみたことがない!」と驚いてほしい。

──昨年から伊勢丹新宿店などでも扱われているそうですね

日本には2004年10月のバーニーズ銀座店オープンを機に展開しています。昨年からは伊勢丹新宿店やシブヤ西武、心斎橋そごうなどでも取り扱っています。ぜひ実際にジュエリーをみてほしいですね。

──ありがとうございました

問い合わせ先

High Jewelry Line
スティーブン ウェブスター シブヤ西武店
住所│渋谷区宇田川町21-1 B館2階
電話│03-3464-5310

Silver Line
スティーブン ウェブスター 新宿伊勢丹店
住所│新宿区新宿3-14-1 本館1階
電話│03-3351-3521
公式サイト│http://www.stephenwebster.com/

NEWS!|ブランド初の広告キャンペーン モデルは、クリスティーナ・アギレラ

異端なのに古典が香るハイジュエリー<br><br>ジュエリーデザイナー、STEPHEN WEBSTERインタビュー

「私のはじめての広告キャンペーンを長年の親友であり、このコレクションの主なインスピレーション源でもあるクリスティーナ・アギレラと行うことができて、本当に光栄です。私は昔からヒッチコックの作品が大好きで、彼のクラシックな雰囲気をクリスティーナ・アギレラと私のジュエリーに投影できたことは本当に素晴らしい経験になりました」と語るのは、スティーブン・ウェブスター。

スティーブン・ウェブスター初の世界的な広告キャンペーンであり、ブランド初の女性向けシルバージュエリー市場へのアプローチには、新しいシルバーコレクションにインスピレーションを与えた彼のミューズ、クリスティーナ・アギレラが起用され、新コレクションのバングル、リング、イヤリング、ネックレスを身にまとって登場します。

           
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