空間/プロダクトデザイナー・二俣公一を起用。オリジナルアイウエアをリリース|荒岡眼鏡
FASHION / NEWS
2017年6月22日

空間/プロダクトデザイナー・二俣公一を起用。オリジナルアイウエアをリリース|荒岡眼鏡

荒岡眼鏡|アラオカガンキョウ

創業77周年を記念した「Elder_ARAOKAGANKYO」

アセテート素材でかつてないブロウラインの眼鏡を

1940年4月に東京・神田で創業し、現在はアイウエア専門店「ブリンク外苑前」「ブリンク ベース」を運営する荒岡眼鏡。創業77周年を記念し、プロダクトデザインに二俣公一氏(KOICHI FUTATSUMATA STUDIO)を迎え、オリジナルアイウエア「Elder_ARAOKAGANKYO(エルダー_アラオカガンキョウ)」を開発した。

Text by WAKABAYASHI Satsuki

国内屈指の眼鏡工場「Taniguchi Optical」が生産を担当

荒岡眼鏡では、今回のアニバーサリーモデルの開発をはじめるにあたり、荒岡眼鏡と創業者・荒岡秀吉が歩んだ歴史を紐解いていくところから着手。創業初期の売り上げを大きく支え、創業者が生涯愛用した「ブロウライン」と呼ばれるデザインがプロジェクトにおけるキーワードになったという。ブロウラインとはその名のとおり、眉をデザインソースとして眼鏡に織り込んだもの。現在では「知性」「インテリジェンス」といった印象を与える定番のデザインとして知られている。

こうしたプロセスの中で、三代目の荒岡俊行は「眼鏡の未来への橋渡しになるような、かつてないブロウラインの眼鏡を作りたい」という思いから、空間/プロダクトデザインにおいて世界的に活躍する二俣公一氏(KOICHI FUTATSUMATA STUDIO)にデザインを依頼。

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一般的にブロウラインのデザインといえば、メタル素材とアセテート素材のコンビネーションになるが、二 俣氏はアセテート素材のみを使用し、上部下部の断面形状を変えることで新しいブロウラインを生み出した。また眼鏡のテンプルの内側と同梱のケースには、グラフィックデザインを基軸にさまざまなジャンルで活躍する長嶋りかこ氏 (village®)によるロゴデザインが施されている。

販売はブリンク外苑前、ブリンク ベースのみ。ぜひ店頭で純度の高いクリエイティビティに触れてほしい。

二俣公一
空間・プロダクトデザイナー。福岡と東京を拠点に空間設計を軸とする「ケース・リアル (CASE-REAL)」とプロダクトデザインに特化す る「二俣スタジオ (KOICHI FUTATSUMATA STUDIO)」両主宰。1998年より自身の活動を始め、国内外 でインテリア・建築から家具・プロダクトに至るまで多岐に渡るデザインを手がける。

Elder_ARAOKAGANKYO
カラー|ピアノブラック、ブラウンササ、カーキブラウン、ブラウンハバナ
価格|スタンダードタイプ 3万7000円、サングラスタイプ 3万9000円(ともに税抜)

ブリンク外苑前
住所|東京都港区南青山2-27-20 植村ビル 1F
TEL|03-5775-7525

ブリンク ベース
住所|東京都港区北青山3-5-16 1F
TEL|03-3401-2835
URL|http://blinc.co.jp/

           
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