Poetry of Birds|注目の新ブランド2012春夏コレクション
Poetry of Birds|ポエトリー オブ バーズ
鳥のように自由で楽しい発想と世界観を表現
ポエトリー オブ バーズの2012年春夏コレクション
ブランド名の「Poetry of Birds」とは、「鳥の歌」。鳥のように自由で楽しい発想と、世界観を表現する新ブランドの、2012年春夏コレクションのルックを見ていこう。リラックスした雰囲気と、アナログで描かれるグラフィックが奏でる、解放感あふれるスタイルに注目したい。
Text by KAJII Makoto(OPENERS)Photo by Poetry of Birds
鳥のモチーフ、個性的な表情を実現する加工、泥くさい雰囲気など、あたらしい男の服に挑む
独特の世界観が支持されていたブランド「Motel」を13年目にして一時休止し、新ブランド「Poetry of Birds」を立ち上げたNESCO氏。この新ブランドでは、あらたにグラフィックデザイナーを起用し、ふたりでこれまでにない世界観をつくりだしている。
「Poetry of Birds」のシンボルとなるプリントTシャツは6種類。ピグメント加工で着古した風合いを演出したTシャツは、ほかのアイテムとしっくり馴染んで、リラックスした雰囲気をつくりだす。また、プリント入りで強いダメージ感をほどこした裏起毛トレーナーは2種類ラインナップしている。
中心アイテムのひとつであるシャツの生地は、素材の風合いを残したまま染色することができる“反応染め”をほどこした鳥モチーフの総柄プリントと、無地×ストライプのダブル(二枚仕立て)ガーゼタイプに注目を。特にガーゼはその素材の特性を生かされ、下地のストライプが浮かび上がるような表情を見せてくれる。
長袖シャツは着丈が長く、身幅や袖幅もゆったりつくられ、アウター感覚でさらっと着こなせるのが新鮮。開襟の半袖シャツは適度にフィットするサイズ感で、着やすさを重視している。
鳥のワッペン付きでハイゲージのシルク混ニットは、肌ざわりのよさと軽さがクセになる。カーディガン、Vネック、ニットポロを展開。
ボトムスは、脱色してビンテージ感を備えるブラスト加工や穴あき加工をほどこした、厚手の13オンスストレッチデニムを採用したパンツが目を引く。鳥モチーフの総柄プリントのカーゴパンツも加工によって味わいのある仕上がりとなっており、エレガントにして男くさい匂いをあわせもっている。
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