パリ発の合同展示会「MAN(マン)」とエディフィスの関係とは?|ÉDIFICE
ÉDIFICE|合同展示会「MAN」のアフターパーティをリポート
フランスとの絆、より深まる
去る2月4日(水)、東京・渋谷の「ÉDIFICE TOKYO(エディフィス トウキョウ)」にて、パリ発の合同展示会「MAN(マン)」のポップアップストア・カクテルパーティーが開催された。マンについては、昨年7月の初上陸のさいにOPENERSでもリポート済み。そのときもやはりカクテルパーティーはエディフィスにておこなわれた。2回目となる今回は、よりマンとエディフィスとの関係性が深まったのだという。
Photographs by OZAKI MakotoText by KASE Tomoshige
フランスから学び、フランスから発信する
メンズの合同展示会「マン」は、ディレクターのアントワーヌ・フロッシュと、オリビエ・ミグダ、ロマン・ベルナーディ=ジェームスの3人により2012年にスタート。すでに本国フランスでは高い認知度を獲得、日本でもバイヤーやプレスなどファッション関係者の高い注目を集め始めている。
前回の日本上陸では約60ブランドが参加。初開催にもかかわらず業界の注目を集め、多くの来場者で賑わった。今回は2月3日(火)、4日(水)、5日(木)の3日間で開催。前回以上に充実した内容となり、海外、国内を合わせおよそ80のブランドの参加となった。
昨年同様エディフィスでおこなわれたアフターパーティにて、開催者に話を聞くことができた。取材日は開催中であったが、手ごたえは十分だったようだ。
「前回来てくれたバイヤーの方々が、今回もちゃんと来てくれたことに感激しました。日本のトップバイヤーと、さらにいい関係を築くことができたと思います」
主催者のひとり、アントワーヌ・フロッシュ氏は静かだが確信をもって答えてくれた。さて、パーティ会場にもなっているエディフィスであるが、このブランドとマンの関係もまた、さらに深まっていたのである。
エディフィスの母体となる株式会社ル ドームは、去る1月23日~25日に開催された本国パリでのマンで、新ブランド「AILE(エル)」を発表。“日本” “海” “ユニセックス”をキーワードにしたその服の評価はどうだったのだろうか。
「ええ、『エル』はかなり強いインパクトを残したように思います。メンズはもちろん、欧州各国のウィメンズのバイヤーからも高い評価を受けていましたね」
エディフィスは創業当時からフランスにこだわったモノ作り、店作りを進めてきたブランドである。マンとの関係性を深めることはすなわち、最新のフランスの情報を取り入れるとともに、逆に日本からフランスへ発信するための、強力な味方を得るということだ。フロッシュ氏は言う。
「エディフィスのコンセプトはマンに似ていると思ったことが、こうやっていっしょに取り組みを進めている理由です。セレクトするブランドのセンスや、スタッフの知識の深さにも感銘を受けているんです」
マンとエディフィスがよりよい関係を築き、フランスと日本のファッションをより盛り上げてくれることを期待したい。
ÉDIFICE TOKYO
住所|東京都渋谷区神宮前6-23-3
電話番号|03-3400-2931
営業時間|11:30〜21:00