「ロンドンコレクション メン」2015-16秋冬コレクションリポート(1)|JOHN LOBB
JOHN LOBB|ジョンロブ
「ロンドンコレクション メン」2015-16秋冬コレクションリポート(1)
“いままで見たことのないジョンロブ” がぞくぞくと登場!
コレクションウィーク「ロンドンコレクション メン」の期間中の1月10日、ロンドンの中心から少し離れたクラーケンウェルにあるオールドセッションハウスで披露された「JOHN LOBB(ジョンロブ)」の2015-16秋冬コレクション。このプレゼンテーションでは、“いままで見たことのないジョンロブ” を目撃した来場者の驚きと熱気に包まれた。
Photographs by ARAKI RyujiText by KAJII Makoto (OPENERS)
ロゴまで一新された、あたらしいジョンロブ
今コレクションでまず変わったのは、アーティスティック・ディレクターにパウラ・ジェルバーゼの就任したことだ。彼女は、サヴィル・ロウのテーラーでキャリアを積み、2010年に自身のブランド「1205」をスタート。カット、素材、プロポーションをなによりも重視し、さらに伝統的なクラフトマンシップを際立たせることを得意とする。
今回のコレクションは、パウラ・ジェルバーゼの「ジョンロブのルーツ」への想いを具現化したプレゼンテーションとなった。
会場は、ロンドンの中心から少し離れたクラーケンウェル(Clerkenwell)にあるオールドセッションハウス。クラーケンウェルはデザインウィークが開催される町で、建築、設計事務所などが多く、今注目されているエリアだという。
情緒ある建物に入ると、まず一新されたジョンロブのロゴデザインに驚く。そして、会場の入口からドライアイスとライトで演出された立ち込める霧と朝日が出迎えた。
創業者のジョン・ロブが旅の途中で見た風景とは
初のコレクションとなったパウラがこだわったのは「創業者のジョン・ロブは、誰で、どこから来て、なにをしたのか」。1851年に、ジョン・ロブという名の22歳の若者が成し得たロンドンへの特別な旅=アドベンチャーからインスピレーションを得ている。
パウラは「ジョン・ロブが住んでいた英国の南西部、コーンウォール(Cornwall)からロンドンまで約490キロ。自分が作ったブーツを携えた彼の旅を知って、素直に感動しました」と、コレクションの原点を振り返る。
ジョン・ロブはどんな気持ちで朝日を見ていたのか。どんな旅路を歩いたのか ―― 会場に入るまでの廊下には砂やコケが敷き詰められ、会場内のスタンドにもコケや草、砂などがディスプレイされていた。大きなスクリーンには、パウラが実際にコーンウォールからロンドンに旅をした際に撮影したイメージ映像が映し出されていた。
発表された新作は、全部で12モデル
世界各国のプレスやファッションジャーナリスト約200名が来場したジョンロブの2015-16秋冬コレクション。次回の記事では、今回発表された新作モデルを紹介する。
ジョン ロブ ジャパン
Tel. 03-6267-6010
http://www.johnlobb.com/jp