FAIRFAX|ハリスツイードとのダブルネームウールタイ
FASHION / MEN
2014年12月17日

FAIRFAX|ハリスツイードとのダブルネームウールタイ

FAIRFAX|フェアファクス

ビートジェネレーションにインスパイアされたライン「オンザロード」より登場

ハリスツイードとのダブルネームウールタイ

ブルックリンIVYなスタイルには、欠かせないツイードタイ。「FAIRFAX(フェアファクス)」が今シーズンに打ち出すのは自社レーベル「ON THE ROAD(オンザロード)」からリリースされる、「HARRIS TWEED(ハリスツイード)」とのダブルネームで製作したウールタイだ。

Text by IWANAGA Morito(OPENERS)

質実剛健なファブリックにして、多彩なラインナップ

「オンザロード」は、ネクタイブランドの「フェアファクス」が別ラインで展開するレーベルだ。1930年代からエリートのファッションと呼ばれていたIVYスタイルに、現代的なラギットな香りをくわえ、再構築されたネクタイを考案。

ブランド名は、ニューヨーク・ダウンタウンから生まれたビートジェネレーションにインスパイアされたもの。ニューヨークからロサンゼルスまでの放浪体験を著した、ジャックケルアックによる同名の小説へ敬意を表して命名されている。

FAIRFAX|フェアファクス 01b

今回紹介するネクタイに採用された「ハリスツイード」は、18世紀ごろにスコットランド北西部のハリス&ルイス島で生まれた。素材となる羊毛は、ハリス地方で飼育された羊のものを使い、島民たちが自分の家で糸の選別、紡績までの工程を、現在もすべて手作業でおこなっているという。

そのように紡がれた糸を用い、手織り織機で織り上げられた生地がハリスツイード。その魅力は、ざっくりとした剛健さと、ナチュラルで素朴な質感だ。独特な風合いの秘密のひとつとして、子羊の新毛に「ケンプ」(表面に見える白い毛)を織り交ぜているなど、さまざまな工夫が凝らされている。また染料は植物の根や茎などに由来するものであり、自然の香りが感じられる。

FAIRFAX|フェアファクス 02

現在、「ハリスツイード」の名前はハリスツイード協会が一括して管理しており、羊毛、紡績がハリス地方由来で、染色、羊毛の密度、重さなど、厳格に定められた基準をすべてクリアーしたものだけが、そのラベルを与えられる。

剣先幅は6.5cmというナローネクタイ。無骨な雰囲気のファブリックながらも、イージーに結ぶことができる。ソリッドからカラフルなチェックまで、多彩なラインナップで登場するウールタイ。自らの個性をアピールできる1本に出合えるはずだ。

ハリスツィードウールタイ
カラー|ミッドナイトブルー(ソリッド)、ブルー(千鳥格子)、チャコール(ヘリンボーン)、
ミディアムグレー(チェック)、グラスグリーン(タータンチェック)
価格|各9720円
素材|毛100%
サイズ|剣先幅6.5cm×長さ144cm

フェアファクスコレクティブ
Tel. 03-3497-1211
http://www.fairfax-collective.com

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