ithelicy|“いま欲しいバッグ”2014年春夏コレクション
ithelicy|イザリシー
今シーズンのキーカラーは、ブラック、ホワイト、ポイントカラーはイエロー
“いま欲しいバッグ”2014年春夏コレクション
2014年春夏コレクションについて、「ジェンダーレスなクラッチやリュックを、男性女性問わず、日々のコーディネイトにプラスしてほしいです」と提案する、バッグブランド「ithelicy(イザリシー)」のデザイナー布袋真紀子さんと赤澤幸子さん。パーソナルだが主張しすぎず、今を意識したスタイルに注目したい。
Text by KAJII Makoto (OPENERS)
空想を具現したイザリシーの新作
in the policyの略語から生まれたバッグブランド「ithelicy (イザリシー)」。シーズンテーマはないが、今シーズンも「バッグの持ち方、持ったときのバランス」にこだわったコーディネイトを提案している。
今シーズンのキーカラーは、ブラック、ホワイト、ポイントカラーはイエローで、特殊なシュリンク加工をほどこしたピッグレザーがあたらしい表情をつくっている。
デザイナーの仕事のやりかたを、「空想から(プロダクトを)具現化したときにやりがいを感じます」というとおり、日々、頭の片隅に感じている“気になっていたもの、好きなもの”を経験と技術を生かし、表現しながら、“モードすぎず、ベーシックすぎず、かつスペシャルなバッグ”を創作している。
いずれも個性的なディテールワークとカラー
モデル「Sisko」は、ツヤのある牛革を使用し、現在ではなかなか入手できないイギリス製デッドストックの錠前がアクセント。レザーと金具のマッチングによりモード感あるクラッチバッグとなっている
2ウェイのトートバッグ「Delfina」は、見た目の大きさを感じさせない軽量な仕上がりで、前後で異なるハンドルデザインや、ジップ風の間口が個性的。マチも広く収納力も十分で、キーフックなどを備え実用性も高い。
ボストン型ショルダーバッグ「Ruth」は、丸みのあるフォルムで、ほど良い光沢感が魅力。ジップを開けると開口部が広く、出し入れもスムーズ。取り外し可能なショルダーストラップ付きだ。
「ita mini」は、サイドが張り出した独特なフォルムで、ファスナーを開けると間口が大きく開くミニボストン。ストラップを付けるとショルダーバッグとしても使える。
ダッフル型ボストンバッグ「Clarissa」は、ファスナーが大きく開閉して荷物が出し入れしやすいのが魅力だ。
問い合わせ
gusvana(ガスヴァーナ)
Tel. 03-3464-0575
http://ithelicy.com/