UEG|ポーランド発ブランド「UEG」日本初上陸
UEG|ユーイージー
グラフィックデザイナー、フィリップ・パウゴウスキーとコラボレーション
ポーランド発ブランド「UEG」日本初上陸
再生紙で作られたタイベック素材(軽量で通気性が高く、洗濯が可能で、100%リサイクル可能)や、イタリア製ファブリックを使用し、メッセージ性の強いグラフィックが特徴的な、アートとストリートをミックスしたポーランド発ブランド「UEG(ユーイージー)」が今シーズン日本初上陸する。
Text by KAJII Makoto (OPENERS)
グラフィック・デザインを用いて「消費」の概念を刺激的に表現
「UEG(ユーイージー)」は、グラフィック&ファッションデザイナーのミハウ・ウォイェフスキが2004年にスタート。ブランドネームの「UEG(USA E GETTA)」は、イタリア語で「Use and Discard(つかって、捨てる)」を意味し、現代社会における存在のはかなさを示唆。ブランドのアイデアは、 unification(統合)、communication(情報伝達)、awareness(意識)といった基本的な価値観に基づいている。
Michal Lojewski|ミハウ・ウォイェフスキ
1974年ポーランド出身。グラフィック、ファッションデザイナー。子ども時代を東京で過し、帰国後ワルシャワ芸術大学グラフィックアート学部を卒業。「ポーランドポスター学校」の巨匠、Mieczyslaw Wasilewski(ミェチスワフ・ヴァシレフスキ)の指導のもと卒業作品を制作する。2004年にプロダクトブランド「UEG(ユーイージー)」をスタート。
2014年春夏コレクションは、UEG×FILIP PAGOWSKI「TO BEE OR NOT TO BE」
2013年に、「PLAY Comme de Garçons」のロゴを手がけたことで有名なグラフィックデザイナー、フィリップ・パゴウスキーとタッグを組み、「UEG×FILIP PAGOWSKI」ラインをスタート。
2014年春夏コレクションは、「TO BEE OR NOT TO BE」をテーマに、現在、深刻な環境不均等を引き起こし、我々の食料供給を脅かすもっとも重要な問題として世界的に危惧されている“ミツバチの減少問題”を人びとに発信し、伝えることを目的としている。
再生紙で作られたタイベック素材やイタリア製ファブリックを使用し、メッセージ性の強いグラフィックでシャツやアウターやバッグなどを展開。エコ、アート、スポーツを軸とし、UEGが誇るクラシックで快適、機能的なスタイルに注目したい。
今シーズンは、「candy」(東京・渋谷)、「ICON」(東京・神宮前)、「LOVELESS」で1月末から展開がスタートする。
FILIP PAGOWSKI|フィリップ・パゴウスキー
ポーランド、ワルシャワ出身。「PLAY Comme de Garçons」のロゴを手がけたことで知られる。ニューヨークを長年拠点とし、『The New Yorker』、『The New York Times』、『Le Monde』などのイラストレーション作品を手がける。
近年は主にアジアを中心にクライアントを抱え、ファイン・アーツとグラフィックを融合した作品を提供している。クライアントはComme des Garçonsのほか、Li Ning、Milk X、PPGroup、Levi's Asiaなど。
問い合わせ
GEM projector inc.
Tel. 03-6418-7910