PRADA|「プラダ ジャーナル」文芸コンテストにちなんだアイウェア
FASHION / MEN
2015年4月2日

PRADA|「プラダ ジャーナル」文芸コンテストにちなんだアイウェア

PRADA|プラダ

「プラダ ジャーナル」文芸コンテスト優勝者発表

文化活動に着眼点をおいたアイウェア発売

プラダは、ニューヨークのプラダ・エピセンターにて、今春開催した文芸コンテストの優勝者を10月23日に発表した。このコンテストには、プラダ ジャーナルが問いかけたテーマ「私たちが見ているものは真実だろうか? 視覚やレンズを通して見えている景色は、はたして真実に忠実な像を写し出しているのだろうか?」への返答として、日本、中国、アメリカ、ロシア、ヨーロッパなど世界各国から1313作品の応募原稿が寄せられた。この文化的活動ではアイウェアがひとつのキーとなっており、このコンテストにちなんだ商品も発売された。

Text by KAJII Makoto (OPENERS)

オプティカルフレームのレンズを通して言葉に鋭くフォーカス

プラダ ジャーナル文芸コンテストの主催者は、「プラダは、つねに文化的活動や若手アーティストの支援をおこなってきた、世界的にも有名なファッション企業です。プラダは、芸術的な『言語』の発展をもとに確固たる独自のフィロソフィーをもち、若手のアーティストが才能を表現できる機会や、作品を披露する場を設けるためのリソースを提供してきました。
アイウェアコレクションにおいても、力強く独特のアプローチが重要でした。プラダは記述された言葉の世界にフォーカスすることとし、文芸コンテストを開催しました。これはブランドのもつ知性的な姿勢を反映し、たんなるファッションだけではなく、それ以上の内容を伝えることができるプロジェクトです。これが、プラダ ジャーナルなのです」と語る。

文芸コンテストでは、マッティア・コンティ(Mattia Conti)、リーゼル・イーガン(Leisl Egan)、アンヘル・マリオ・フェルナンデス(Angel Mario Fernández)、サラ・ハリス・ウォールマン(Sarah Harris Wallman)、ペン・ヤン(Peng Yang)の5名が選出。受賞者にはそれぞれ5000ユーロの賞金が贈られ、また、2013年末にはプラダ公式サイトprada.comにて受賞作品がデジタルブックとして公開される。

プラダ|ミラリジャパン 02

プラダ|ミラリジャパン 03

10月23日の19時からスタートしたイベントは、オリヴァー・プラット(Oliver Platt)が司会を務め、受賞者のそれぞれの作品をジョナサン・エイムズ(Jonathan Ames)、ゾーイ・カザン(Zoe Kazan)、アンソニー・マッキー(Anthony Mackie)、ジェイ・マキナニー(Jay McInerney)、ゲイリー・シュテインガート(Gary Shteyngart)が朗読。 イベント後におこなわれたカクテルパーティーでは、DJのジェフリー・テンネセン(Jeffrey Tonnesen)が会場を盛り上げた。

プラダ|ミラリジャパン 08

イメージがあふれる世界のなかで、プラダは言葉がもつ力を重視し、オプティカルフレームのレンズを通して言葉に鋭くフォーカスしたが、アイウェアは周囲の現実世界を探求し、言葉でその世界を再構築するための特別なツールとなる――というメッセージを今回のイベントで発信した。

ミラリ ジャパン
Tel. 03-5428-6475

           
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