MONCLER W|新カプセルコレクション「モンクレール W」誕生
MONCLER W|モンクレール W
モンクレール×ホワイトマウンテニアリングによる新カプセルコレクション誕生
テーマは「インダストリアルデザイン」
今年5月、東京・国立競技場のアスリートが汗を流す走路で発表されたモンクレールとホワイトマウンテニアリングによる新カプセルコレクション「MONCLER W(モンクレール W)」。全身トータルでのプレゼンテーションは、まるで現代の甲冑のようで、一分の隙もないスタイリングとデザインは、美しさとともに抜群の存在感を放っていた。
Text by KAJII Makoto (OPENERS)
両社のDNAである“デザイン、実用性、テクノロジー”が見事に合致
これまでメンズでは、「VISVIM(ビズビム)」 デザイナー中村ヒロキ氏との「モンクレール V」、ロンドンのデザイナーChristopher Raeburn( クリストファー・レイバーン)との「モンクレール R」と、意欲的にカプセルコレクションに取り組んできたモンクレールが、“デザイン、実用性、テクノロジー”という非常に近いDNAをもつデザイナー相澤陽介氏のブランド「White Mountaineering(ホワイトマウンテニアリング)」とタッグを組んだ。
White Mountaineeringの“W”をとった「モンクレール W」は、ホワイトマウンテニアリングのブランドの基本原則である、デザイン、実用性、テクノロジーを最大限に生かしながら、日本人ならではの細部への強いこだわりと予期できないデザインから誕生した。
相澤陽介氏は、「これまで8年間ホワイトマウンテニアリングで取り組んできたものをベースに、今回は、時計やクルマなどがさまざまな部品と素材を組み合わせてできあがるのとおなじ、工業製品的な考え方をテーマに設定。モンクレールの技術的高さを背景にしたニットとナイロンなどの異素材の組み合わせに取り組み、ポケット一つにも妥協なくデザインを入れることで、モンクレール Wの強さを追求しました」と語る。
そうして完成した全16ルックは、異なる色調のグレーやグリーン、カーキに、オリジナルのジャカード生地がミックスされ、レッドやトーン・オン・トーンがアクセントに。また、ウェーブ・シェイプ・キルティングステッチやニット素材との切り替えテクニックがほどこされているアンチフリーズアイテムからは高地の雰囲気も感じられて、プロも賞賛するハイレベルでユニークなアイテムが揃っている。
相澤氏は、「去年のロンドンオリンピックの公式ウォームアップスーツのデザインを手がけたり、今年のピッティ・イマージネ・ウオモでホワイトマウンテニアリングの2013-14年秋冬コレクションを発表したり、デザイナーの仕事は外からインプットすることも重要です。今回のモンクレール Wの仕事もふくめて、確実に自分にフィードバックしていくものがありますね」と、充実した表情を見せる。
モンクレール Wは、世界各地のモンクレール直営店および厳選されたセレクトショップにて8月中旬より展開される。
問い合わせ
モンクレール ジャパン
Tel. 03-3486-2110
www.moncler.jp