村上淳がデザインし、ロンハーマンと製作したペコスブーツが登場|MADE IN GM JAPAN
MADE IN GM JAPAN|メイド イン GM ジャパン
「MADE IN GM JAPAN FOR Ron Harman」のロゴ入り
村上淳がデザインしたロンハーマンコラボのブーツが登場
フットウェアを中心に展開する「MADE IN GM JAPAN(メイド イン GM ジャパン)」。同ブランドがロンハーマンのために制作したペコスブーツ2色が、ロンハーマン全店で数量限定で11月21日(土)より販売される。
Text by KAJII Makoto (OPENERS)
初回入荷分は完売。追加発売が決定!
メイド イン GM ジャパンは、アパレルブランドの生産担当として活動しながら、シューズ工場での下積みを経たデザイナー村上久典氏と、ゲストデザイナーとして参画する俳優、村上淳氏によって2008年に始動。職人譲りの確かな技術をもとに、最上級の素材、製法を駆使し、既存のフットウェアにはない斬新なデザインのアイテムを生み出すことをコンセプトとしている。
ホーウィン社の毛足の長いカリコスエードを使用
今回ロンハーマンのために製作したペコスブーツは、シカゴ・ホーウィン社のカリコスエードという、世界最高水準のタンナーによるスエード素材を使用。ベロアに近い長い毛足が特徴で、耐久性に優れていながら、優雅な表情を醸し出す。
経年変化により生じる“味”も魅力のひとつで、履き込めば履き込むほどヴィンテージのような風合いを放つ。技術に裏打ちされたセンスと、多くの工程を踏む製法によりこのペコスブーツが誕生した。
村上淳からOPENERSだけに特別なメッセージ
「その道の職人。匠。そういう方々と、僕は映画の現場でともにおなじゴールを目指し、学び、創り上げています。多くのモノは、ひとりで完成まで手がけることはできません。ブーツもそうです。革を極めた職人。世の中に現役で稼働していること自体が稀な専門のミシンを操り、縫い上げる職人。そして、お客さんのもとに届ける、最後の“手”である、ショップのスタッフの方々。また、そこからフィード・バックされる声。すべてが大切なことです。クオリティの確保。そして維持。マイナーチェンジ。改善。モノ創りの日々と向き合って生まれる意識。もうこの世界は、生半可なモノは通用しなくっているのではないでしょうか。角度を変えて言うと、生半可なモノ創りの姿勢ではやっていけないのでは……。目利き。嗅覚。意識の高いお客さんが、そこにいる。僕は楽しんでモノ創りに参加しています。楽しむこと。そのことに敏感でいたいと思います」。ブーツブランド「GM」のデザインを担当する村上淳氏は、そうコメントを寄せる。
靴の印象を決定づけるトゥのデザインに注目
いちから製作したオリジナルの木型の特徴がもっともよくあらわれているのが、コッペパンのような独特の丸みがあるトゥ部分。シャフトはややゆったりとした筒型で、まるでスリッポンのような着脱が可能。スチールがトゥに入り、男らしく武骨さを醸し出しながらも、洗練さをもちあわせている。このバランス感は、木型の試行錯誤の結果生まれたものだ。
ソールの素材はビブラム社の♯2021 ベージュを使用。一般的なスニーカーのゴムソールよりも柔かく、クッショニング性に優れている。ウェルトはダブルステッチ、ミッドソールはシングルの仕様となる。もちろんグッドイヤーウェルテッド製法により製作されている。
Ron Herman
Tel. 03-3402-6839
http://ronherman.jp/
http://madeingmjapan.com/