サイモン・テイラーが語るオンリーショップ『阪急メンズ大阪店』の魅力|WORK NOT WORK
WORK NOT WORK|ワーク ノット ワーク
WORK NOT WORKの3店舗目、関西地区初のオンリーショップがオープン!
サイモン・テイラーが語る『阪急メンズ大阪店』の魅力
ロンドンを拠点とする世界的なクリエイター集団「Tomato studio」の創設者のひとりサイモン・テイラー(Simon Taylor)氏。彼がクリエイティブ・ディレクションを務める英国・ロンドン発信のファッションレーベル「WORK NOT WORK(ワーク ノット ワーク)」の関西地区初のオンリーショップ『WORK NOT WORK URBAN RESEARCH 阪急メンズ大阪店』が8月29日にオープンした。
Text by KAJII Makoto (OPENERS)
今秋冬のテーマは「The Mariner」
20世紀初頭の職人や労働者たちのスタイルに敬意を払いながら、遊び心ある自由な精神が込められたものづくりを進めるブランド、ワーク ノット ワーク。今秋冬のテーマは「The Mariner」だ。
「The Marinerコレクションは、赤道から極地にいたるまで、広大な7つの海とそこに暮らす人びとを見つめたものです。これまでのように職人的な衣服やクラシックなメンズウェアを踏襲しながら、コレクションを通じて“航海の物語”を表現しています」。サイモン氏は、今シーズンのテーマについてそう解説する。
『阪急メンズ大阪店』は、サイモン・テイラー氏自らが内装デザインを監修。「知性と礼節と創造が組み合わされた特別な空間」に、今季のテーマThe Marinerを表現するワードローブと小物・雑貨類まで豊富に展開される。
ショップ内に“スタジオ”スペースを併設
「今回の阪急のショップはワークショップ(=知性)・ジェントルマンズクラブ(=礼節)・ライブラリー(=創造)といったワーク ノット ワークのコンセプトに基づいた各テーマにくわえ、あらたに“スタジオ” というスペースを設けました」とサイモン氏。
「このスタジオスペースはエキシビションをおこなったり、進行中のプロジェクトを可視化したりするためのもので、グランドオープンにさいしては、衣服やオブジェによる“インディゴ”をテーマとしたエキシビションを打ち出します。このスペースは2~3カ月毎にあたらしいエキシビションへ変化していく予定です。友人にもぜひ紹介してください」と抱負を語る。
今シーズンのイチ推しアイテムをたずねると、「今シーズンにおいてポイントとなるアイテムはいくつかありますが、たとえばブランド設立から毎シーズン発表してきた“Poacher(ジャケット)”は、ステッチワークによるボーダー柄を纏って登場します。それはしばしば私たちがものづくりに求める『強い素材感』をもたらしてくれるものです。ほかにはレザーのピーコートも挙げられるでしょう。とても生産数が限られたアイテムですが、所有した者にとっては一生もののアイテムになると思います」と答えた。
サイモンが語る“大阪の街・ひと”
『阪急メンズ大阪店』のある大阪の街やひとの印象について、「何度も大阪を訪れたことがあり、市内やその周辺にすばらしい友だちもいます。たとえ日本人でなくとも、大阪にはとてもユニークなキャラクターがあることがよくわかります。とくに興味深いのは、日本のコメディアンの大多数が大阪出身ということです。そこには社交的でちょっと毒っ気のある態度があり、どうしてかはわかりませんが、うまく機能しているのだと思います」とサイモン氏。
ワーク ノット ワークが共感する職人たちにインスパイアされた服と、オープン時に話題になったコラボレーションによるオリジナルのサイダーなど、さまざまなプロダクトを紹介する刺激的なエキシビションが開催されるスペースを有した『阪急メンズ大阪店』。ここで、服から発信するあたらしいカルチャーを感じたい。
また、“第4のWORK NOT WORK”となるショップが、静岡鉄道新静岡駅の駅ビル『新静岡セルバ』1階に9月11日にオープンした。
WORK NOT WORK URBAN RESEARCH 阪急メンズ大阪店
大阪府大阪市北区角田町7-10 阪急メンズ大阪 5F
営業時間|11:00~21:00(月~金)、10:00~21:00(土)、10:00~20:00(日・祝)不定休