世界に誇る「靴のマスターピース」を語りあう|ISETAN MEN’S
ISETAN MEN’S|イセタンメンズ
世界の名品が揃う、マスターピースミュージアム第2弾開催
「紳士靴のマスターピース」を手に取り履いて語り合おう
昨年、“世界の名品が揃う、世界唯一のMUSEUM”をテーマに、伊勢丹新宿店メンズ館紳士靴売場で開催された「MASTER PIECE MUSEUM」の第2弾開催が決定。7月22日(水)から2週間、4つのブランドのアイコンシューズを中心に、紳士靴のマスターピースが一堂に揃う。
Photographs by SUZUKI Shimpei Text by KAJII Makoto (OPENERS)
靴に愛着をもって、長く履きつづけるために
イセタンメンズ「マスターピースミュージアム」第2弾の主役を務めるのは、Uチップの名品、エドワードグリーン「DOVER(ドーバー)」、ストレートチップの王道、チャーチ「Consul(コンサル)」、ダブルモンクストラップの傑作、ジョンロブ「WILLIAM(ウィリアム)」、そして、イタリアンエレガンスの極み、シルヴァノ・ラッタンジ「ARMOND(アラマンド)」。
マスターピースミュージアムは、世界の名靴を多数揃える伊勢丹新宿店メンズ館紳士靴売場ならではのイベントで、名品を紹介するのはもちろん、スタッフと語りあうことで、より靴を理解し、愛着をもって接してほしいという思いが背景にある。
クラフトマンシップがデザインと一体化
エドワードグリーン「DOVER(ドーバー)」は、外羽根式のUチップで、最大の見どころは極めて限られた職人しかできない手縫いによるトゥ部分のスキンステッチ。熟練の職人しか手がけられないので、生産量も非常に少ない。
モデル名のドーバーは、もともとノルウェイの漁師の靴であったUチップ/ノルウェイジャンモカに注目した英国人とフランス人が、それを持ち帰りリファインする際に、イギリスとフランスを隔てるイギリス海峡の最狭部の名をとったともいわれている。
シンプルなデザインと細身のシルエットは端正で、通常はラスト32だが、イセタンメンズではよりフィット感の良いラスト202をチョイス。トゥ部分のアンティーク風ポリッシュ仕上げも美しい。
チャーチ「Consul(コンサル)」は、バランスのとれた一文字で人気のストレートチップ/キャップトゥ。1873年創業と長い歴史を誇るチャーチのなかでもとくに愛されているモデルで、ダブルステッチなどクラシックなディテールを用い、ストレートチップの角度や丸ヒモのシューレースなど、まさに英国らしい趣きとなっている。
ラストは、旧チャーチの73ラストから100を経て、現在は73ラストを現代的に再解釈したといわれる173を採用。進化の過程で、汎用性の高い木型となり、甲の高低差を問わずフィット感が良好で、かかとのホールド感も増すなど、“無骨でゆったり”といったチャーチのイメージを一新している。
英国コンサバティブとイタリアエレガンスの対比の妙
ジョンロブ「WILLIAM(ウィリアム)」といえば、ジョンロブ2代目当主のウィリアム・ロブ氏が考案したことから名づけられたジョンロブのアイコンシューズ。ダブルステッチのトゥキャップとダブルバックルが特徴で、コンサバティブの王道として、イセタンメンズのロングセラーモデルでもある。
イセタンメンズのウィリアムは、細めの木型「Dウィズ」で、独特のツヤ感・透明感を演出するミュージアムカーフをのせた別注。エレガントなダブルモンクとして、フォーマルにも対応できる一足に昇華されている。
シルヴァノ・ラッタンジ「ARMOND(アラマンド)」は、スミズーラでしか受け付けないが、イセタンメンズでは“スミズーラの入門編”として既製品を揃えているのも大きな特徴だ。
履き口までステッチを隠したレベルソ仕上げで、6アイレットという究極のエレガントをディテールで表現しているのも見どころといえる。
「MASTER PIECE MUSEUM」第2弾
期間|2015年7月22日(水)~8月4日(火)
伊勢丹新宿店メンズ館地下1階=紳士靴
東京都新宿区新宿3-14-1
伊勢丹新宿店
Tel. 03-3352-1111(大代表)
http://www.isetan.co.jp/
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