LACOSTE|80周年記念、ピーター・サヴィルが描く80匹のクレイジーなワニ
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2015年4月3日

LACOSTE|80周年記念、ピーター・サヴィルが描く80匹のクレイジーなワニ

LACOSTE|ラコステ

日本では8種類のワニをあしらったポロシャツが800枚限定で発売

80周年記念、ピーター・サヴィルが描く80匹のクレイジーなワニ

今年ブランド誕生から80周年を迎えたラコステから、アニバーサリーイヤーならではのスペシャルなポロシャツ「ホリデーコレクターズ シリーズ」が登場。アートディレクターのピーター・サヴィルがブランドのアイデンティティでもあるロゴに手を加え、“クレイジーなワニ”があしらわれた数量限定ポロシャツがお目見えした。

Text by YANAKA Tomomi

「ポロシャツ自体がユニークなアート作品」

英国出身のアートディレクター、ピーター・サヴィル。音楽業界でそのキャリアをスタートさせ、ジョイ・ディヴィジョンなど、有名アーティストのレコードジャケットなどを手がけてきた。ファッションでもクリスチャン・ディオールや山本耀司、ジル・サンダーらとコラボレーション。2004年にはマンチェスター市のクリエイティブディレクターに任命され、2010年にはサッカー、イングランド代表チームの新ユニフォームのデザインを担当し、イギリス中の話題をさらったのも記憶にあたらしい。

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ラコステでは誕生80周年を記念して、ブランドの代名詞でもあるポロシャツ 「L.12.12」のデザインをピーター・サヴィルに全面的に依頼。それを受け、サヴィル氏はポロシャツそのものではなくワニのロゴに手を加え、熱烈なファンをもつクラシックポロを大胆にアレンジしてみせた。

クラシックなホワイトの生地とロゴ本来のカラーであるグリーンを変えることなく、フリーハンドのような描写、あいまいとも感じられるスケッチ、あるいはシンプルなラインを最大限に駆使してワニの姿を描き出し、コンテンポラリーなアイテムへと変化させた。誕生したワニの数は80周年にちなみ、なんと80匹。メンズとレディスで一枚一枚ちがうロゴを胸に掲げ、サヴィルのシグネチャーとシリアルナンバーが入った、まさしくリミテッド・エディションにふさわしい作品が生み出された。

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「ラコステの認知度を示す強烈なシンボルであるラコステ・ロゴに実験的な手法を試すことで、ブランドカルチャーに挑戦しようと思ったのです」とサヴィル氏。「ワニだとわからなくなるくらい徹底的にシンプルにしてみようと考えました。でも、白のポロシャツに緑のあいまいな輪郭を描いてみても、やっぱりワニになるのです。この試みにより、ロゴの抽象化が達成されたのです」と、その意義を語った。

また、1枚のシャツにひとつのロゴのみを使用した1点もののユニークなコレクションについては、「誰ももっていないラコステのポロシャツを所有するなんて、レアですよね。ポロシャツ自体が、ユニークなアート作品となっているのです。多くのひとが愛用しているアイテムにも、ひとつのアート作品のような意味合いをもたせるのは、私にとって非常に重要なことなのです」と、その魅力について話している。

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コレクションは、メンズとレディスそれぞれ80枚限定となる日本未展開のリミテッドエディションのほかにも、8種類のワニのなかからひとつを選ぶ「ホリデーコレクターズ シリーズ」を日本でも数量限定で発売。メンズとレディスでいずれも800枚限定で販売される。たとえワニの原型を留めていなくとも、ひと目でラコステのポロシャツだとわかるのは大定番たる証。それをみごと証明してみせたピーター・サヴィルの遊び心溢れるアレンジ。いままでにない“クレイジーなワニ”を手に入れたい。

メンズポロ「PH0639」(サイズ:2 / 3 / 4)
レディスポロ「PF0641」(サイズ:36 / 38 / 40)
種類|各8種類
販売枚数|800枚限定
価格|各2万4150円

ラコステお客様センター
0120-37-0202
www.lacoste.co.jp

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ラコステの原点はポロシャツにあり、ポロシャツの起源はラコステにある

この冬もポロシャツを選ぶなら、やっぱりラコステ

ポロシャツのグローバルスタンダードとなっている正統派モデル 「L.12.12」は、ラコステの歴史そのもの。そのラコステが今年、ブランドの創立80周年を迎えた。ここであらためて愛され続けるその理由を紐解こう。スポーティな印象が強く、半袖をイメージしがちなポロシャツだが、長袖のポロシャツは上品で使い勝手も良好。この冬も、ポロシャツはラコステを選ぶのが正解だ。

Text by TAIRA Masahiko (pop*)

80年間も不変のスタイルを貫く「L.12.12」

「L.12.12」は、ラコステが誇る永遠の定番品。至高のポロシャツを示す世界共通の品番であり、(マイナーチェンジは重ねつつも) 基本的には80年間変わらないスタイルを堅持している。王道たる理由は多々あるが、そのひとつは、通気性やストレッチ性に優れるコットン素材の鹿の子織り生地。超長綿であるスーピマコットンを主体とし、しなやかな風合いと上品な光沢を兼備する。撚りを甘くすることで洗濯しても固くなりにくいソフトな着心地も実現。収縮率が安定しているため、ねじれや縮みも生じにくい仕上がりとなっている。

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また、独自の手法により染色耐久性が高く、色落ちが少ないのも大きな特長。何度洗っても型崩れしにくい襟や前立てや、ヘリンボーンテープを縫い付け、滑りの良さと伸び防止を兼ね備えた肩の縫い合わせ部分、また、フィットすることで汗を拾うちょうちん袖、可動域を確保する裾の両脇のスリット、控えめながら上質感を主張する天然貝ボタンなど、こだわりが随所に注ぎ込まれている。しかも、日本で展開する現行の「L.12.12」はすべて”Made in Japan”。優れた技術を擁する秋田の自社工場で生産し、完成度を高めている。

革新は1933年から始まった

傑出した品質を誇るポロシャツの起源は1933年に遡る。“テニスウェア”=“白い布製の長袖シャツ”という常識を覆し、ルネ・ラコステが新しいスタイルに挑んだのだ。そのきっかけについて、氏は以下のように語っている。

「試合でよく風邪をひいていたが、ダブダブのドレスシャツを着てプレーするからではないか、と思い当たった。もっと動きやすくて快適なシャツが必要だと思い、ポロ競技の選手が着ている、半袖の襟なしシャツに目をつけた。そして、柔らかい生地でできた“ポロ用のシャツ”に襟を付けたのさ」

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これが「L.12.12」の原点。軽量で通気性に優れるポロシャツが発売されると、瞬く間に評判となった。ルネ・ラコステは現役を引退すると、事業に専念。1933年にシュミーズ・ラコステ社をスタートする。その後の発展は周知の通り。エレガンスと快適性を追求し続け、テニス以外のスポーツシーンでも確固たる地位を固めた。

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さらにファッションブランドとしても広く認知され、今ではライフスタイルブランドとして世界中から愛されている。アイテムのひとつひとつが“art de vivre (暮らしのアート)”という哲学を体現し、“ワニ”のマークは“高品質”の代名詞ともなっている。ちなみに胸のアイコンは、フランスのテニス界でも傑出したプレーヤーとして知られたルネ・ラコステの“ワニ”というニックネームに由来する。粘り強いプレースタイルそのままに、細部まで配慮の行き届いたこだわりを現在まで守り続けている。

正統派モデルの長袖バージョンが「L1312」

80年の伝統を守り続けてきた王道モデル「L.12.12」のこだわりを踏襲しつつ、長袖にアレンジしたのが「L1312」。もうひとつの定番とも呼べるモデルだ。多彩なカラーバリエーションも特徴的で、13色のラインナップに加え、杢(濃淡の糸を織りまぜた生地)バージョンも展開。必ずや、お気に入りのカラーが見つかるだろう。

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さらに、そんな伝統的なポロシャツをベースにしつつ、大きめのワニロゴにスワロフスキー・エレメントを使用してラグジュアリーなニュアンスを加味した「Crystal Croc Series」の新作も登場。ストレッチピケ地を用い、動きやすいように仕上がっている。いずれのタイプを選ぶにしても、ポロシャツはラコステを第一の選択肢とするのが、賢明な判断である。

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フランスの名立たるブランドも祝福した絢爛な宴

ラコステ創立80周年パーティ in 北京

今年10月、ラコステのブランド創立80周年を祝うパーティが北京で催された。華を添えたのは、フランスを代表する8つのブランドからの贈り物。それぞれのブランドがラコステを象徴するワニをモチーフとした、エクスクルーシブな作品を制作。貴重なアイテムが展示された。そのほかにもスペシャルな趣向が盛り込まれ、フランスが誇るブランドのアニバーサリーパーティにふさわしい華やかな夜となった。

Text by TAIRA Masahiko (pop*)

目を奪われる豪華なアニバーサリーギフト

会場はヤン クラブ アーツセンター。ラコステの節目となるパーティというだけあって、メディア関係者を中心に600人ものゲストが集っていた。彼らの目線の先にあるのは、メインのギャラリーフロアに展示された豪華なギフト。それぞれのブランドが独自の視点でラコステを表現し、特別に制作された作品だ。それらを手掛けたブランドのラインナップは、ラコステがフランスでいかに愛されているのかを物語っていた。

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個性豊かな贈り物を制作したのは、バカラ、ベルナルド、ブシュロン、クリストフル、フォション、ゴヤール、エルメス、S.T.デュポン (※ABC順)。ラコステの世界観に対するそれぞれの想いや愛情がみごとに表現された。さらに、フランス語で言うところの「savoir-faire (=ノウハウ)」も具現化。一流メゾンの職人技やこだわり、伝統が垣間見えた。ラコステが独自のフレンチシックを追求し続けた80年にわたる歴史を始め、冒険心や美的感覚に対するリスペクトを湛えていた。

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「バカラ」のフラワーベース

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「エルメス」のテニスバッグ

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「エス・テー・デュポン」ステーショナリー、ライター、キャンドルのセット

限定のポロシャツやDJプレイも圧巻

ギャラリーの階段や2階フロアでは、「ホリデーコレクターズ シリーズ」のポロシャツもディスプレイ。音楽業界からキャリアをスタートし、さまざまなブランドとのコラボや、イングランドのサッカー代表チームのユニフォームなどもデザインしてきたアートディレクター、ピーター・サヴィルが手掛けたものだ。“ラコステのアイデンティティは不滅”という結論に基づいて2つのコレクションをラインナップ。「N°8コレクション」は、白いポロシャツの上に8種類のクレージーなワニを1つ選んでセットすることができるというものだ。さらに日本では非売品の「リミテッドエディション」では、独創的な80種類のロゴを起用したポロシャツを展開。1点のみの限定品であることを示すピーター・サヴィルのサインとシリアルナンバーも入っている。

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パーティに欠かせない音楽は、北京出身のDJ Wordy、東京から駆けつけたDJ兼フォトグラファーの米原康正、ソウルのセレブであるDJ FhiFanが担当。ラコステにマッチする、シックで都会的な音で空間を満たし、会場を盛り上げた。さらに、ラコステへのバースデーメッセージを残すことができる大型メッセージボードや、写真をリアルタイムでシェアできるフォトブース、「ホリデーコレクターズ シリーズ」のポロシャツを事前予約できるQRコードシステムという、インタラクティブな3つのコンテンツも大好評。多角的に楽しむことができるスペシャルなパーティに誰もが酔いしれた。

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