FASHION|2012秋冬メンズバイヤー特集 「これ買い!」最新ガイド
DRESS UP, NEW SEASON 2012-13
センスのいいひとが語る、今、着るべきもの
ファッションや着こなしを語るときに「センスは磨くもの」とよく言われるが、洋服の場合は、頭で考えるより、恐れず着てみることが一番の近道。似合う、似合わない以前に、“なにをどれだけ体験し、数をこなしたか”がとても重要になる。重ね着が楽しめるシーズンになって、今年の秋冬の本命ブランド、アイテムを名物バイヤー、店長が大いに語った。
Text by KAJII Makoto (OPENERS)Photographs by HARA Emiko
クラシックからラグジュアリーブランド、ドメスティックまで、イチオシが勢揃い!
「バーニーズ ニューヨーク」
メンズ担当マーチャンダイザー 竹内友一氏
最新のジュエリーコーディネイトを提案する新作アイテムを掲載したカタログ「WOMEN'S AND MEN'S PERFECT JEWELRY」をリリースしたバーニーズ ニューヨーク。いよいよクリスマスウィークを迎えて、「本音でいえば、こんなモノが欲しい!」=2012スペシャルギフトを、メンズ担当マーチャンダイザー 竹内友一氏がセレクトした。
“おしゃれなものを提案して、装いの楽しさを分かちあう”をテーマに、秋冬キャンペーン「UNITED 世界を変える ARROWS」を全国の店舗で開催中のユナイテッドアローズ。OPENERSバイヤー特集には、雑誌『MONOCLE』の編集長タイラー・ブリュレ氏から「UAの大使」と評された、バイヤー兼ユナイテッドアローズ&サンズ ディレクターの小木“Poggy”基史氏が登場する。バイヤーを務めながら、クラシックからストリートまでのスタイルを広く深く愛し、そのキャラクターを独自の着こなしで表現する小木氏の秋冬のお勧めとは──。
「今シーズンは大人のレザーをチョイスしました」というリステアのメンズセクション マネージャー増田勝昌氏。昨年の秋冬はブラウンやファーを打ち出したが、今シーズンはずばり、リステアの得意とする“黒”にフォーカス。「これまではユーズド感のあるウォッシュドレザーやダメージデニムを着ていたお客さまも、今シーズンはきれいめで上品なレザーを好まれています。上質な素材の黒は好調ですね」。展示会でも迷うことなくバイイングできたというリステアのリコメンドに注目!
「ストラスブルゴ」
「ストラスブルゴ南青山店」店長 岡田憲典氏
今年9月に店内レイアウトを変更し、広々と見渡せる空間が気持ちいい「ストラスブルゴ南青山店」。店長の岡田憲典氏は、「サルトリオやバルバなど有名クラシックメーカーが、今までのノウハウを活かしたカジュアルに力を入れる傾向がつづき、店頭でもドレスとカジュアルの真ん中のゾーンのファッションがリアリティをもってとても好調です。店内でもドレスとカジュアルを明確に分けず、ミックスしたスタイルを楽しんでほしいとレイアウトを変更しました」と語る。
「エストネーション」
商品部 メンズIIディヴィジョンバイヤー 小林譲治氏
「エストネーションとは、EST+NATION=東の国からという意味。創業10周年を迎え、原点回帰として今とても元気な“日本が世界に誇るデザイナーズブランド”を集積して、その魅力を伝えたい」――そんなこれまでの独自のセレクションにくわえ、「kolor(カラー)」「sacai(サカイ)」「White Mountaineering(ホワイトマウンテニアリング)」など世界的にも高い評価を得ているドメスティックブランドをはじめて取り扱うことになった。