MUST BUY! 01
「気負わないマイペースさ」がキーワード

「このロサモサは、英国の製靴学校の名門、コードウェイナーズで靴作りを学んだ日本人のご主人と、オーストリア人の奥さんが手がけるブランドです。拠点はオーストリアで、今年の7月にブランド10周年を迎えます。先日現地を訪れたのですが、自分たちの生活のなかにあるものを大切にしながら、気負いなくモノ作りをしているのに感心しました。ナチュラルだけど、木の間にラバーを挟んで返りを良くしたり……。とても人間らしさが詰まっている、いまの時代のアート＆クラフト感が詰まっているサンダルですね。見ているだけで、ほっこりした気分にさせられます。ジャケットやリネンのセットアップスーツなどに合わせたいですね」
サンダル4万7250円（ロサモサ／ユナイテッドアローズ 原宿本店 メンズ館）

MUST BUY! 02
上品に履けるスニーカーがほしい

「ニューバランスの『1500』です。ニューバランスとのコラボレーションはとても久しぶりで、この『1500』は、色と素材の別注です。ニューバランスにはアメリカ東海岸の知的なイメージがあって、その上品さが大きな魅力。代表的なのはやはりグレーですが、今回は別の色で上品さを表現してみたいと思いました。ベージュ系の色と、メッシュ部分を減らしたアッパーで、エレガントに仕上げています。いわば、ドレッシーニューバランスですね。これからの季節なら、グレーやオフホワイトのパンツやジーンズ、ネイビーのセットアップスーツなどに合わせたいです」
スニーカー1万7640円（ニューバランス／ユナイテッドアローズ 原宿本店 メンズ館）

MUST BUY! 03
洒落た実用性を表現するブランド

「ティーエスエスは、気負ってなくて好きなブランドです。このエプロンパンツも、実用性のなかにカッコよさがうまくミックスされていて、その解釈が新鮮に感じます。男ならではのユニフォームへのあこがれを進化させる、デザイナーの鈴木卓爾さんのことはいつも尊敬して見ています。日本人ならではの労働着の感覚に繊細さも入っていて、きちんとカッコよさに結びついています。きれいなジャケットと合わせたいですね。僕は仕事柄よく歩くんですが、こういうエプロンパンツに名刺やデジカメ、携帯などを入れて、カバン代わりに使いたいですね」
パンツ1万9950円、エプロン1万7850円（ティーエスエス／ユナイテッドアローズ 原宿本店 メンズ館）

MUST BUY! 04
ドレスアップを考えるのが楽しいカフタン

「これはウミット ベナンのカフタン（ロングシャツ）です。展示会で見たときからとても気になっていたアイテムで、ジャケットのインナーにして細身のパンツを合わせたいですね。ウミットのコレクションにはカジュアルのなかでも80sの気分が伝わってきて、あたらしいジェネレーションの服だなと思います。日本でいう藍染めや絣（かすり）を連想させる生地はサラッとした肌触りで気持ちよく、夏には実用的なのもポイント。着こなしのあたらしいスタイルとして取り入れてみてください。男らしさを変化させてくれる服であり、ドレスアップのしがいのあるデザインだと思います」
カフタン5万4600円（ウミット ベナン／ユナイテッドアローズ 原宿本店 メンズ館）

MUST BUY! 05
イチ押しのバティックプリント

「マンドも好きなブランドで、毎シーズン買っていますが、今季はこのオリジナルのバティックプリントのジャケットがイチ押しです。マンドの服の特徴である、“デイリーに装えるエレガントさ”が備わっていて、どう着こなしても品がいい。気負わず、リラックスして着られるのも、僕のなかでの実用性に繋がります。そのあたりが惚れているポイントですね。良質な生地と、たしかなテーラード技術も感じられて、自分が自然でいたいときに手放せないジャケットになりそうです」
ジャケット5万9850円（マンド／ユナイテッドアローズ 原宿本店 メンズ館）

MUST BUY! 06
47、66もいいけど、ドレスアップには54！

「長く愛されるものには理由があることを最近改めて感じています。リーバイスやオールデンなど、オーセンティックなものは、自分には必須ですね。リーバイスXX（ダブルエックス）は、47年モデルや66年モデルの人気が高いですが、僕は54年モデルもお薦めしたいですね。54モデルが好きなのは、ジャケットにいちばん合う501XXだと思うからです。ワタリの太さや、腰まわりがすっきりして自然にテーパードしていく感じや、裾がほかに比べて細いのもポイント。どんな靴とも相性が良く、スラックスのようにはけるのも愛用している理由です」
ジーンズ2万9925円（リーバイス ヴィンテージ クロージング／ユナイテッドアローズ 原宿本店 メンズ館）