STRASBURGO|2012春夏メンズバイヤー特集 ストラスブルゴ南青山店
FASHION / FEATURES
2015年2月25日

STRASBURGO|2012春夏メンズバイヤー特集 ストラスブルゴ南青山店

STRASBURGO|ストラスブルゴ

「ストラスブルゴ南青山店」店長・プレス 中村正明氏

今季のテーマは“THINK CLASSIC”

今年2月、質の高いカジュアルを目指す大人のためのワードローブを展開する「丸の内店 メンズストア」をオープンしたストラスブルゴ。キートン、クルチアーニ、ラルディーニ、シビリアなど、工房で手間ひまかけてつくられたイタリアの服が、極上の着こなしを演出してくれる。「今シーズンのテーマは、THINK CLASSIC。洗いをかけたり後染めしたり、ニューヴィンテージと呼ぶにふさわしいあたたかみと静謐さをあわせもったアイテムが新鮮です」という、ストラスブルゴ南青山店 店長の中村正明氏によるリコメンドを紹介しよう。

Text by KAJII Makoto (OPENERS)Photographs by HARA Emiko

エドワード グリーンのオーダー会も!

「今シーズンあたらしい動きとして注目しているのは、サルトリオなどキートングループが打ち出しているモダンライン。従来のクラシックなつくりに比べて、サルトリオではカラーバリエーションを豊富にそろえたり、着丈を短めにするなど、新鮮さを強くアピールしています」と中村氏。この春夏のストラスブルゴは、従来のスタイルにひねりをくわえた都会的でモダンなアイテムが多数ラインナップしている。

また、4月25日(水)からは南青山店、大阪店、名古屋店、二子玉川店、大丸神戸店、福岡店、丸の内店シューストアで、通常のオーダー期間より早く届く「EDWARD GREEN クイックデリバリーオーダー会」を開催。オンライン上から来店予約ができる。

バイヤー特集|ストラスブルゴ 02

MUST BUY! 01
クルチアーニからニューレーベル誕生

「モダンかつ洗練されたイタリアのニットコレクションといえばクルチアーニ。つねに最高の品質と、革新的な素材開発を追求。クラシックな匂いをベースにしたモダンなバランスが高い人気を得ています。このマルチボーダーのカーディガンは、シルクリネンの新素材で、シャリッとした感触と光沢が楽しめる一枚。今シーズンのトレンドであるサファリテイストと組み合わせやすいベージュとネイビーのカラー展開です。ジャケットのインナーとしてはもちろん、シャツと合わせてアウターとしても上品な印象で着こなせます。一見クルチアーニっぽくないルックスも新鮮です」
カーディガン7万3500円(クルチアーニ/ストラスブルゴ)

バイヤー特集|ストラスブルゴ 07

MUST BUY! 02
あらためてワンピースカラーの魅力を味わう

「フライのシャツは襟型で名前がついていますが、このきれいなロールが出るワンピースカラーは、マイアミと呼ばれています。エレガントで精緻なデザインがドレスシャツの最高峰といわれるフライですが、カジュアルなテイストのシャツも得意。いつもはエレガントで甘い感じのシャツを仕入れますが、今シーズンはエネルギッシュでパワーを感じる生地を使ったモデルをメインにしています。このネイビーの無地などはストラスブルゴでは珍しいセレクトですね。キートンのピークドラペルジャケットなどにあわせると、このワンピースカラーの美しさが際立ちます」
シャツ各5万6700円(フライ/ストラスブルゴ)

バイヤー特集|ストラスブルゴ 11

MUST BUY! 03
ウールとひと味ちがった清涼感を

「今季のストラスブルゴが打ち出す、リネンの使い方が絶妙なジャケットです。リネン65%、シルク30%、カシミア5%という贅たくな生地。そのうえなんと全部で51色のカラーバリエーションが揃うというサルトリオの渾身の一着です。ストラスブルゴでは、このカーキ系と、ブルー系、茶系、ベージュ系の4色をセレクト。素材と色の魅力のほかに、着丈が短めで、芯なし、パットなしのつくりなので、カジュアルな雰囲気も楽しめますね。これからの季節は、一度着たらハンガー掛けして、しっかり休ませれば、快適なコンディションのまま着こなせます。手ごろになったプライスにも注目です」
ジャケット16万1700円(サルトリオ/ストラスブルゴ)

バイヤー特集|ストラスブルゴ 15

MUST BUY! 04
今春デビューの「RVR LARDINI」

「ブートニエールがアイコンとして知られているラルディーニの新レーベルRVR LARDINIのもの。RVRはリバーシブルを指し、仕入れているコート、ジャケット、サファリジャケットの3アイテムはもちろんすべてリバーシブル仕様です。このレーベルは、リバーシブルのどちらかしか着ないのではなく“両方ちがうものとして着る”ことからスタートしているので、素材もポリエステルとコットンとの組み合わせで、表情もことなります。ベーシックな無地のコートと、カジュアルなチェックのコートの両方を楽しめる。ラルディーニらしく細身のきれいなシルエットで、収納ポーチ付き。出張にもぜひ活用してください。3色展開になっています」
コート7万5600円(ラルディーニ/ストラスブルゴ)

バイヤー特集|ストラスブルゴ 20

MUST BUY! 05
ガブリエッレ パッシーニの斬新な試み

「クラシコイタリアブームのころ、マージャーズやリバイバルなどのブランドを手がけ、イタリア・モデナにて経営するショップでは、自分が着たい服を売っているというガブリエッレ パッシーニ氏。その彼がさまざまな“リバイバル・プロジェクト”を始動。ニット、スーツ&ジャケット、パンツ、靴など、それぞれ得意なファクトリーと組むことで、ひとつのトータルなブランドとして提案するという斬新な試みです。この『アルジェアーデ リバイバル』のニットジャケットは、ニット部分はマケドニアで手編みし、イタリアで製品染めしたスウェット素材の一着。ほかにもパンツは『ウーゼス リバイバル』、靴は『アルベルト パリア リバイバル』を展開しています」。
ニットジャケット6万6150円(アルジェアーデ リバイバル/ストラスブルゴ)

バイヤー特集|ストラスブルゴ 28

MUST BUY! 06
破格のプライス、驚異の高品質ポケットチーフ

「多くのファンをもつムンガイのポケットチーフですが、今シーズンよりなんと従来の半額の3150円のラインが登場しました。素材はリネン、コットン、柄はチェックなどバリエーションも豊富なうえに、ムンガイの特徴であるハンドロール(巻き縫い)はそのまま。ミシンでは出せない手作業ならではのふんわり感が絶妙です。ムンガイは、約100年ほど前から上流階級の人びとの使うタオルやベッドリネンをつくりつづけているメーカーで、リネン自体の品質もピカイチ。僕がしているポケットチーフもムンガイですが、オーダーになると刺しゅうも可能です。クールビズのニーズが高まることでポケットチーフやスカーフの需要が伸びていますが、今年もぜひ新作を試してみてください」
ポケットチーフ各3150円(ムンガイ/ストラスブルゴ)

ストラスブルゴ南青山店
東京都港区南青山3-18-1
Tel. 03-3470-6367(メンズ)
営業時間|12:00~20:00(平日)、11:00~20:00(土・日・祝)

ストラスブルゴ 丸の内店 メンズストア
東京都千代田区丸の内3-2-3 富士ビル1F
Tel. 03-5224-3880
営業時間|11:00~20:00

ストラスブルゴ
http://www.strasburgo.co.jp/

           
Photo Gallery