「ロンシャンとの仕事で、いろいろなところに旅しています。サントロペやパリ、そしてマイアミとたくさんの場所で撮影をおこなってきました。カメラマンやスタイリストなど、いつもスタッフも同じ顔ぶれなので、もうファミリーのよう。今回はトレーラーがまるでディスコみたいにキラキラとして、音楽もガンガンかけてみんなで盛り上がったのが一番の思い出です」とアレクサが話せば、

「アレクサは撮影の間、つねにプロフェッショナルでした。35度の炎天下のなか、レザーのパンツやジャケットなどを着込んでの撮影は、それは過酷ものだったはずなのに」とロンシャンのアーティスティック・ディレクター、ソフィー・ドュラフォンテーヌが応じる。

４シーズン目となるロンシャンとの相性は、アレクサがふざけて「まるで結婚のよう。まだまだ離婚はしたくないわ」と話すほどだ。

ソフィー・ドュラフォンテーヌ氏

いつも小さなバッグをさげているアレクサに、バッグの魅力について聞いてみた。

「わたしがいつもミニバッグばかりを持っていると思われるのは、きっとパパラッチのせいね。本当は大きなバッグだって持っているのよ。たしかに小さなバッグが多いけれど。銀行のカードとリップ、スマートフォンと部屋の鍵をバッグに入れて、身軽に出かけるのが好きなの。

ル・プリアージュ®・エリタージュ新作ミニサイズとエンブロープショルダーは、わたしのお出かけにぴったり。とくにこのコバルトブルーとミッドナイトブルー、チェリーレッドの組み合わせがお気に入りよ。どこかフランス的な配色だし、ちょっと日本っぽくもあると思わない？

わたしのファッションはいつも、グレーや黒、ネイビーなどベーシックなカラーが中心だから、こういったカラフルな小物でコーディネートに遊びを取り入れることが多いの」

ところで、ファッションアイコンとして名高いアレクサだけに会見当日のファッショも見どころのひとつ。実際、ファッションマガジンだけでなく、テレビカメラも多く訪れていた。

「このロンシャンのボンバージャケットは、キャンペーン撮影のときに気に入ったから、もらったのよ。モノトーンのシンプルな配色が、カジュアルになりすぎずにいいでしょ」

じつは、ロンシャンは少し前からレディ・トゥ・ウエアコレクションも発表している。毎シーズン、ルックは多くはないが、クオリティの高いアイテムが一部のファッショニスタの間で話題となっている。この秋は、新作のバッグだけでなく、レディ・トゥ・ウエアにも注目したい。