Fashion
2015年7月28日
特集│オニツカタイガーの1949-2009 「60年目の秋冬コレクション」
ブランド誕生60周年を祝う、オニツカタイガーの独創性
1949年、故・鬼塚喜八郎氏によって誕生した「Onitsuka Tiger」。
名品「メキシコ66」誕生とともにはじまったブランド復活以来、オリジナリティあるデザインはもとより、“MADE OF JAPAN”を誇りとするオニツカタイガーならではのアイテム展開やキャンペーンも毎シーズン注目を集めている。
7月2日に神戸ポートアイランドにオープンした博物館「アシックススポーツミュージアム」に展示されているオニツカタイガーのアーカイブにも触れながら、2009秋冬最新コレクションを紹介しよう。
Text by OPENERSPhoto by Jamandfix

「ZODIACデザイン」は、重要な祭事や絵柄、誕生日を意味するもので、日本に古くから伝わる十二支では、干支(十干十二支)の組み合わせが一巡すると60年となり、12の干支と5つの地の要素(木・火・土・金・水)が歴史上の特定の年をあらわす。

記念すべきブランド誕生60年目の秋冬コレクションは、春夏コレクションのモチーフとして好評を得た「亀甲文様」を変形させた幾何学模様の「毘沙門亀甲(びしゃもんきっこう)」、縞織りのひとつで、鰹の背から腹にかけての色調の変化を模して表した「鰹縞(かつおじま」が新たなモチーフとして登場。
注目のフットウェア「HIMALAYAN DELUXE(ヒマラヤン デラックス)」や、「HUETTE(ヒュッテ)」とともに、新鮮なコーディネイトが生み出される。

今シーズンも、新しいモチーフにより「和」と「スポーツ」の融合を表現したアパレル・コレクションを発表し、過去のアーカイブを現代的にアレンジしたシューズも注目されるオニツカタイガー。
日本発のグローバルブランドとして国内外の若者を中心に人気を集めるオニツカタイガーのラインナップが豊富にそろう旗艦店を紹介。

開館したばかりの「アシックススポーツミュージアム」の2階ヒストリーフィールド内にある「コーポレートヒストリー」で、まず飾られているのは、オニツカ株式会社創業の1949年の翌年に、オニツカタイガー第1号モデルとして世に送り出されたバスケットボールシューズ。60年後の今、歴史と歴史的シューズは私たちにさまざまなことを教えてくれる。





