Fashion
2015年5月11日
祐真朋樹|#shot-6 KOTO BOLOFO とイビザロケ
祐真朋樹|#shot-6
KOTO BOLOFO とイビザロケ
今年の1月、ミラノコレクションとパリコレクションのあいだの一週間をつかって、『GQ JAPAN』の撮影でイビザ島へ行きました。一緒に写っているひとはフォトグラファーのKOTO BOLOFO。この業界に入ってくしばらくした1986年か87年頃、当時あったクールなイタリアのメンズ誌『PER LUI』で彼の写真をはじめて見ました。それですごくいい写真だな~って感動しちゃったんですね。まさか20年も経ったいまになって一緒に仕事ができるなんて思っていなかった。だからこの撮影はすごくモチベーションが上がりましたね~。
彼は、撮影前も撮影中も変わらぬテンションでギャグを飛ばしっぱなし。それがどれも本当におもしろい。いっつもコミカルで、サタディナイトライブにでも出ているかのようにずっーーーーとボケまくってました。途中からは僕もそのペースに慣れてきて「なんでやねん」という日本伝統の突っ込みを彼に伝授しました。それを気に入ったKOTOが、じつにタイミングの悪いところで「なんでやねん!」をいっていたのがおもしろかった。
このとき着ているピンクのケーブルニットはラルフ・ローレンのもの。カシミアでなめらかなテクスチャーが心地いい。チノパンツはシカタのもの。前にも書きましたが、この太さが気に入ってるんです。スニーカーはランバン。先がツルって光っているのがいい。パテントレザーではなくて、パテントラバーっていえばいいのかな? それと生成り色のソールが好き。
まあ、とにかく楽しい撮影だったけど、KOTOが何度教えても、僕のことを「トマキ」って呼ぶんだよねー。俺は「トモキ」なの!