祐真朋樹|#shot-4 ドバイにて
Fashion
2015年5月11日

祐真朋樹|#shot-4 ドバイにて

祐真朋樹|#shot-4

ドバイにて

これは今年2月の写真。1月のパリメンズコレクションのあと、その足でドバイへ飛んで『BRUTUS』マガジンの撮影をしました。このときは、スタイリングはもちろん、キャスティング、そしてカメラも担当です。年に2回参加している『BRUTUS』のファッション特集号では、毎回変わった場所へ行って撮影するケースが多い。
このときはドバイ、その前はカナリア諸島のテネリフェ島、そして、ごく最近行ってきたのはスイスのサンモリッツ……。いろんなロケーションで撮影をしています。マイアミや、ブラジル、ベルリン、ダブリンなどにも行きました。もちろんロンドンやニューヨーク、ロサンジェルスにも行ってます。本当にいろんなところでいろんな人たちに会って、いろんなチームで撮影をしているわけです。このコラムにも、これからその過去の記録がいっぱい出てくることでしょう。

さて、このときはドバイの砂漠へ行って、いまも遊牧民のライフスタイルを守りながら観光客などを楽しませているキャンプにお邪魔して撮影をしました。典型的なイスラミック・スタイルの彼は、いわゆる鷹匠ですね。彼の手にかかると、それまで暴れている鷹も瞬時にお利口でおとなしい鷹に変身します。レンズを覗きながら彼の顔を見ていると、「つのだひろ」が頭に出てきて「メリージェ~~ン♪」と叫ぶ熱唱声が脳裏に響き渡っておりました。砂漠でポツンとつのだひろ……。

さて、ここで僕が着ているTシャツはラッドミュージシャンのロックT。おなじシリーズで10枚ほど所有しているのですが、これはもっともスタンダードなタイプで、ジョン・ライドンのフェイスをガン寄りしたタイプ。他にも、表情ちがいや、シド・ビシャスのプリントなどもあり。この、白地に蛍光ピンクって配色が好きなのと、このラッドミュージシャンオリジナルのTシャツパターンが僕のカラダにも合っているので、いまもガンガン愛用中。まあ、ちょっと太ったりすると、オヤジの頑張り若づくり感が出てアウトなんですが……。腹周りは気をつけないとねー。

パンツは、シカタのチノパンです。これもここ1年のマイワードローブではかなりヘビーローテーション・アイテムで、すでに4本所有。デザイナーのリヒトとは飲み友だち。このチノパンは定番化しているので、毎シーズン細かくリクエストを出してマイナーチェンジをして貰っていたりもする。サンダルはボッテガ・ベネタのもので、鼻緒がクロコ。これはもう、旅には毎回必ず持って行ってますねー。ホテルではスリッパがわり。こんな状況では外で履いても便利なんです。

           
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