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2022年8月11日
2022年新作クロック「タイム ファスト」クロームメッキ限定モデルが登場|L’EPEE
L’EPEE|レペ
1950年代のF1レースで活躍したカーデザインと現代的な時計が一体化
1839年創業のスイスの高級クロックメゾンであるL’EPEE(レペ)から、1950年代のF1レーシングカーにインスパイアされた2022新作モデル「タイム ファスト(TIME FAST)クロームメッキ限定モデル」が全国の正規代理店でリリースされる。バリエーションはシルバークロームとゴールドクロームの2種類で、世界限定各色100ピースの貴重なアイテムだ。
Text by IGARASHI Riko
細部までこだわり、全て手作業。本物のレーシングカーを表現したクロック
2022年の新作モデル「タイム ファスト」は、1950年代のF1レーシングカーにインスパイアされたもので、キネティック・スカルプチャー(動く彫刻)と現代的な時計が一体となった限定モデル。ゲオルク・フォスター、ECAL(ローザンヌ州立美術学校)、そしてL'EPEE(レペ)とのコラボレーションでデザインされた。
長く張り出したエンジンフード、象徴的なラジエーターグリル、大型スポークホイール、後部座席の配置、傾斜したテール部など、1950年代のF1のディテールに倣っている。エンジン・ムーブメントは、8日間パワーリザーブ、毎時18,000振動の自社製キャリバーを搭載。
エンジンは、車体のカーブにフィットするように開発された階層型ムーブメントで構成され、コックピットにはドライバーが座り、ガラスドーム状のヘルメットが脱進機の音を際立たせる。ゼンマイの巻き上げは1週間に1度、車輪を逆回転させることで動力を供給する仕組みだ。
時・分は、エングレービングされた2枚のSS製ディスクを介し、競技用ゼッケンをかたどった開口部を通して側面に表示されている。時刻合わせは、3本スポークをデザインしたステアリングホイールで行う。
「タイムファスト」は、本物のレーシングカーと同じように、アルミのボディから数ミリ単位の小さな部品まで、すべて手作業でポリッシュ、サテン仕上げ、サンドブラストが施されている。
シャシーを構成するムーブメントのプレートは、往年のレーシングカーのエンジンブロックをイメージし、細部にまでこだわったデザインだ。ラジエーターグリルは透かし彫りになっており、さらにデュアルエキゾーストを採用することでモータースポーツのスピード感を表現し、タイヤにはグリップ力の高いソフトラバーが巻かれた構造になっている。
タイムファスト
- 価格|418万円 リミテッドエディション(世界限定各色100ピース)
- 品番|74.6004/214クローム、74.6004/254ゴールド
- 部品点数|合計289点
- 重量|4.7kg
- サイズ|L38.5xW16xH12cm
- 機能|時・分表示
問い合わせ先
ムラキ レペ
Tel.03-3273-0321