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2022年10月31日
消火器の存在感とデザイン性の両立を実現。消火器カバー「オウル」|KAITAK
KAITAK|カイタック
消火器の新しい佇まいを提案
板金加工や鋼材販売、商品開発などを手がけるカイタックの消火器カバー「OWL(オウル)」が、2022年度グッドデザイン賞を受賞した。使いやすさと安全性に配慮しながら空間に調和するデザインで、消火器の新しい佇まいを提案し、高く評価された。
Text by KODAMA Tomoko
消火器だとすぐに分かるようピトグラムも活用。使い勝手や安全性にも配慮
グッドデザイン賞は、1957年創設のグッドデザイン商品選定制度を継承する、日本を代表するデザインの評価とプロモーションの活動で、国内外問わず多くの企業や団体が参加する世界的なデザイン賞だ。
2022年度も多くの受賞作が発表されたが、その中の一つが、カイタックの消火器カバー「オウル」だ。「オウル」は、店舗やオフィス、病院や学校などで、消火器をさりげなくおしゃれに置くことができる消火器カバーで、どのような空間にも調和するデザインになっている。
本来、消火器はすぐに見つけられるよう目立たなければならないものだが、目立ちすぎると空間に馴染まず、置き場所に悩むことも。「オウル」は、消火器カバーは消火器を隠すものではなく、消火器と空間をシームレスに繋ぐものという考えのもと、考案。カイタックの強みである折り曲げの技術を活かし、試作を重ね、曲線を基調とした無駄のない造形で、あらゆる空間に調和するデザインに仕上げられている。
また、ピトグラムにより一目で消火器と認識できるようにし、消火器が隠れすぎず万が一の時にも簡単に取り出せるよう、使い勝手や安全性にも配慮されている点もポイントだ。
審査委員も、曲線状の形状が優しい存在感となり、空間で主張しすぎず、消火栓の存在はしっかり認識させている点や、ピクトグラムによる表現もバランスがよく、シンプルで優しい佇まいの美しい製品である点を評価している。
問い合わせ先
KAITAK
https://kaitak.stores.jp/