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2014年12月19日

CLASKA|クラスカにて「色」がテーマの展覧会「color」が開催開催

造形作家、古賀充の「色と形」で遊ぶ新作も

「色」がテーマの展覧会「color」が開催

地元・茅ヶ崎の海岸で収集した石や流木などで作るオブジェや、だまし絵のような不思議なペーパーワークで知られる造形作家、古賀充。自然のままの色や素材を活かした作品は、あらたな美しさをまとい、見る者を魅了してきた。そんな古賀氏の展覧会「color」が、CLASKA Gallery & Shop "DO" で開催される。

Text by OPENERS DESIGN

色と形、二次元と三次元のあいだ

造形作家、古賀充氏の作品は自然のものに手をくわえながら、そのもの本来のもち味や美しさを際立たせる。まるで自然にそのまま存在していたかのような美しさを携えた造形があるかと思えば、素材との対話のなかで生まれた遊び心あふれるペーパーワークもある。新作が出るたびに「そう来たか!」と思う人も多いのではないだろうか。そのくらい古賀氏の作品にはこちらの予想をはるかに超えるのびしろのようなものが存在する。

この秋開催される「color」はCLASKA Gallery & Shop “DO”で4回目となる展覧会で、テーマは「色」。自然とのつながりを作品に込めてきた古賀氏が、今回は「色と色」、「色と形」の関係性から生まれる効果を楽しみながら制作。色と形、つまり二次元と三次元のあいだで揺れる優しく美しいペーパーワークが誕生した。

積木で遊ぶときのような、完成のない楽しい時間そのものを作品にしたかったのだという。一見、穏やかな作品でありながらその奥に広がる不思議な雰囲気。それを支えているのは、驚異的な制作技術と集中力と言えよう。

また新作のほかに、これまでの代表作品の数々も展示予定。パリの「colette」での個展も決まり、ますます注目が高まる古賀充氏の作品展、実物を見て味わってほしい。

古賀充展「color」
会場|CLASKA Gallery & Shop "DO" 本店
日程|10月25日(土)~11月30日(日)
営業時間|11:00~19:00
住所|東京都目黒区中央町1-3-18 2F
Tel. 03-3719-8124
http://do.claska.com

           
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