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2014年12月19日
DENTO-HOUSE|日本初の限定ショップを銀座三越にオープン
今冬にはパリで展覧会を開催予定
DENTO-HOUSE、日本初の限定ショップを銀座三越にオープン
日本のトップグラフィックデザインを伝統工芸と結ぶプロジェクト、DENTO-HOUSEは、日本初となる限定ショップを10月15日(水)~10月28日(火)まで銀座三越にオープンする。
Text by KUROMIYA Yuzu
伝統工芸品が現代のアートピースとしてあらたに生まれ変わる
「100年続くデザイン」を目標に掲げるDENTO-HOUSEは、グラフィックデザインの力で日本の伝統工芸をつないでいこうというプロジェクト。
参加しているのは浅葉克己、仲條正義、井上嗣也、服部一成、中村至男ら、日本で活躍するトップレベルのグラフィックデザイナー。彼らが実際に産地を訪れ伝統工芸品の魅力の再発見し、独自の視点でデザインを生み出す。それを職人たちが知識と技術を結集して作品として完成させ、アートピースとして発表しているのだ。
このたびオープンする日本初の限定ショップでは、新作に加え、これまでのコレクションを一堂にラインナップ。あたらしく生まれ変わったこけし、漆のテーブルウェアといった購入しやすい作品から、金粉で仕上げた豪華な重箱、見応えのある大屏風までバリエーション豊かな作品を取り揃える。
なかでもこけしは、浅葉克己デザインによるブランクーシの接吻をモチーフにしたキュートなこけしや、中村至男による遊び心満点の「浮くこけし」、服部一成がデザインした「あたまのうえレモン/ブルー」など、斬新なこけしが多数登場。
また、浅葉克己が写楽をリ・デザインした江戸木版画の浮世絵を100枚限定・サイン入りで販売予定だ。
古(いにしえ)の技術を守り続けると同時に、伝統工芸品に新しい変化を加え、未来に伝えていくことを目指しているDENTO-HOUSE。来年の2月にはパリにて展覧会を予定しているとのことなので、今後の展開にも注目したい。