丸若屋|銀座・和光で『伝統美と新たなかほり―洗練された日常―』開催
丸若屋|MARUWAKAYA
日常を彩るムダをそぎ落とした美しいデザイン
銀座・和光で『伝統美と新たなかほり―洗練された日常―』開催
未来を担う若手アーティストやデザイナー8組による作品を一堂に集めた『伝統美と新たなかほり―洗練された日常―』が、7月18日(金)から27日(日)まで、銀座・和光で開催。エレガントな空間や暮らしのアクセントとなるような、無駄をそぎ落とした美しいデザインの品々が紹介される。
Text by YANAKA Tomomi
日本人の感性が細部にまで宿り、暮らしのなかに出現する“アート”
日常に彩を添えてくれる伝統技法を生かした作品やアートがずらりと並ぶ『伝統美と新たなかほり―洗練された日常―』。OPENERSでもおなじみの丸若裕俊氏が率い、伝統工芸から最先端工業まで、日本の現代文化をしつらえる丸若屋とバイヤー山田遊氏のメソッドが監修。伝統を更新するあらたな息吹きを感じさせるアイテムが紹介される。
会場には、元麻布でギャラリー「さる山」を主宰するデザイナー猿山修氏が、傘に空けた穴にカギ部分を引っ掛けることで光の向きを変えられる照明や、キャンドルホルダ―としても活用できる香炉などを出展。
また、伝統的技法を生かしつつ、モダンなデザインの製品に人気が高まる「中川木工芸 比良工房」からは、長時間使っても外側に水滴がつかないうえに、優美なデザインが目をひくヒノキ製のシャンパンクーラーがお目見え。このほかにも起源を平安時代にまで遡るという京金網の技法によりつくられた美しい網目のランプシェ―ドなど、生活のシ―ンになじみながらも、空間を演出してくれるアイテムがずらりと揃う。
日本人の感性が細部にまで宿り、暮らしのなかに出現する“アート”。長きに渡り培われてきた技に、現代日本ならではのミニマムなスタイルが組み合わされることで生み出される“日本の美”。これらの作品はあらためて、「メイド・イン・ジャパン」のすばらしさを私たちに伝えてくれることだろう。
『伝統美と新たなかほり―洗練された日常―』
日程│7月18日(金)~27日(日)
時間│10:30~19:00 ※最終日は~17:00
会場│和光本館6階 和光ホール
東京都中央区銀座4‐5‐11
Tel.03‐3562‐2111