釜浅商店|ギャラリーKAMANIで写真展「道」を開催
釜浅商店|日仏のギャラリーで「庖丁」の魅力を再発見
合羽橋の料理道具店のギャラリーKAMANIにて写真展「道」を開催
1908(明治41)年創業、浅草合羽橋の老舗料理道具店「釜浅商店」が、7月12日(土)から8月31日(日)まで、釜浅商店 庖丁・鉄器フロアの2階にあるギャラリーKAMANIで、写真展「道」を開催する。
Text by WATANABE Reiko(OPENERS)
日本とパリをつなぐ包丁の物語
「良理道具 ~良い道具には良い理がある~」をコンセプトに、浅草合羽橋で料理道具店を営む釜浅商店。今年4月には、フランス・パリにあるギャラリーNAKANIWAで、海外初の単独エキシビション『日本の庖丁とその背景 -EXPOSITION VENTE DE COUTEAUX JAPONAIS-』を開催した。
「日本の庖丁」の奥深い世界を誠実に伝えるため、釜浅商店のスタッフが、日本屈指の庖丁産地、岐阜県・関市と大阪府・堺市で職人の姿を撮影し、会場で展示。シェフ、料理関係者、ジャーナリストなど、幅広いフランス人に向けて、日本のものづくりにおける職人の「熱」や製作の「背景」を披露し、多くの関心を集めた。
そして今回、フランスから日本に会場を移し、パリで展示した写真を中心に、ギャラリーNAKANIWAでのイベントの模様を併せて紹介する。
撮影とキュレーションを担当した釜浅商店の包丁コンサルタントのマリナ・メニニ氏は、本写真展の企画意図について「毎日繰り返し、永年訓練して、極めて来た動作。そこに『道』がある。代々伝えられて来た技術がその動作に現れる。そして文化となる。その『道』は、人が変わっても、物が変わっても永年続く。その文化を伝える我々も『道』をつなげて行く」とコメント。
初日の7月12日(土)17時からは、ギャラリーNAKANIWAの企画・意匠監修を手掛ける、丸若裕俊氏(丸若屋代表)を迎え、「カフェトーク」を実施する。
ぜひこの機会に、日本とパリの二つのギャラリーをつなぐ物語を通して、「庖丁」の魅力を再発見したい。
写真展「道」
日程|7月12日(土)~8月31日(日)
時間|9時30分~17時30分(月~土)、10時~17時30分(日・祝)
会場|ギャラリーKAMANI
東京都台東区松が谷2-24-1 釜浅商店「庖丁・鉄器フロア」2階
Tel.03-3841-9355
オープニングイベント
日程|7月12日(土)
時間|17:00~18:00 「カフェトーク」
ゲスト|丸若裕俊氏(丸若屋代表)、熊澤大介氏(釜浅商店代表)、マリナ・メニニ氏(釜浅商店 庖丁コンサルタント)
※予約優先
オープニングレセプション
日程|7月12日(土)
時間|18:30~21:00
※予約不要
問合せ・申込み
info@kama-asa.co.jp