Sotto|日々の暮らしにそっと溶け込む仏具シリーズ「Sotto」
Sotto|ソット
変わりつづける住環境に合わせた、故人との付き合い方
マンション住まいにフィットする新感覚仏具シリーズ「Sotto」
故人を思う大切な場所を小さなスペースでも確保したい ― 生活スタイルと住環境が都市型に変化していくなかで、部屋での供養の仕方も変化している。仏壇を置けなくても省スペースで手軽に供養ができ、思い思いの祈りの形に合わせて、組み合わせ自由なあたらしい仏具「Sotto(ソット)」シリーズが発売された。
Text by KAJII Makoto (OPENERS)
モダンな空間にもマッチする、あたらしい供養のカタチ
仏具「Sotto(ソット)」シリーズは、仏具の生産日本一の富山・高岡市にある老舗仏具メーカーが提案。大きな仏壇を置くスペースの確保が難しい現代の住まいで、和室にも洋室にも合う現代の仏具を一からデザイン。
家族が集う広いリビングスペースに置いても、また、寝室のわずかなスペースに置いても、しっかりとした素材感と優しい形状で故人を想う大切な場所を提供してくれる、控えめな佇まいの仏具が実現した。
メモリアルボックスとフォトフレームが一緒になった「Pictuary」
Pictuaryは、故人の遺物を大切に保管するためのメモリアルボックスとフォトフレームが一緒になったもの。分骨だけではなく、指輪や思い出の品を入れ、木製フタの切れ込みに故人の写真を立てて保管することができる。
価格|オープンプライス(実売価格1万円)
サイズ|W54×H53mm(sphere)、W46×H50mm(cylinder)
材質|真鍮・木(タブノキ、メープル)
カラー|金色、銀色、黒マット、ピンクゴールド
仏具の三具足である火立、香炉、花立てをシンプルにまとめた「Chering」
仏具の三具足である火立、香炉、花立てをシンプルにまとめて住空間にそっと溶け込めるように設計されたChering。普段は陶器と金属製の器を重ね、一輪挿しとして故人に花を添える。そして、特別なときには陶器製の花器を、香炉と火立の機能をもつ金属製の器と分けて、線香とロウソクに火を灯す。
価格|オープンプライス(実売価格1万2000円)
サイズ|W90mm×H77mm
材質|真鍮・陶器
カラー|金色、銀色、黒色
故人を想いながら手を合わせるときに音を鳴らすおりん「Cherin」
Cherinは、故人を想いながら手を合わせるときに音を鳴らすおりん。りん棒とセットで、上面の穴にりん棒を立てて納めることで、美しい佇まいかつ、少ないスペースで一緒にまとめて置ける。側面の切れ込みの近くをりん棒で叩くと、響きの良いきれいな音が出る。
価格|オープンプライス(実売価格1万円)
サイズ|W55×H129mm(りん棒を含む)
材質|真鍮・木(サクラ)
カラー|金色、銀色、黒色
デザインは、FLaPP Design Studioの岡田心氏が担当
デザインを担当したフラップデザインスタジオの岡田心氏は、「1年のなかで“仏壇に向かい手を合わせる”、そんな時間って何回あるのだろうか? という疑問からはじまりました。日々の生活のなかで故人を想う場というのが身近ではなくなりつつある現代に、もっと近くに、もっと自然に生活に溶け込むことを考え、デザインしました。Sottoを置く方々が、故人に対して以前より少しだけ向き合う機会が増え、少しだけ距離が近くなったらうれしく思います」と語る。