フィンランドを代表するテキスタイルメーカー。表参道にて路面店がオープン|LAPUAN KANKURIT
DESIGN / PRODUCT
2019年9月8日

フィンランドを代表するテキスタイルメーカー。表参道にて路面店がオープン|LAPUAN KANKURIT

LAPUAN KANKURIT|ラプアン カンクリ

フィンランド北西部ラプア発。季節や日常の様々なシーンに合わせてとっておきの1枚を

フィンランド北西部にある人口15,000人の小さな町「ラプア」。木工やテキスタイルなどの手仕事で知られる同地にて、100年ほど前に産声を上げたのが「LAPUAN KANKURIT」。フェルトブーツからはじまり、現在ではフィンランドを代表するテキスタイルメーカーである。今秋、本国以外で初の路面店が東京・表参道にオープンする。彼らの美しいクラフツマンシップとは。

Text by WAKABAYASHI Satsuki

誠実なフィンランドの気質を表す「ラプアの織り手たち」

「ラプアン カンクリ」とは“ラプアの織り手たち”という意味である。およそ100年前、現在の経営者であるエスコ・ヒェルトの曾祖父ユホ・アンナラが毛糸のフェルトブーツをつくり始めたのが起源とされ、今日ではより良いもの作りを目指すノウハウや、日々の暮らしを美しく快適なものにしようとする精神を引き継ぎながら、ジャガード織、ウール、リネンと多彩な表現を用いて、フィンランドで広く知られるテキスタイルメーカーへと成長した。そして今秋、本国以外で初となる表参道の路面店がオープンする。
ラプアは昔から小さな町工場が多く、木工、テキスタイルなど手仕事が盛んに行われる町として知られる。エスコの曾祖父がフェルトブーツを生産したのを契機に、息子や兄弟たちが事業を継ぎ、クリーニング業や毛布の製造など、時代のニーズに合わせて形を変えて家族経営を続けてきた。やがて1973年「ラプアン カンクリ」の名で会社を設立、タペストリーの生産を開始する。そこに、4代目で現在の経営者であるエスコのリネン生産にまつわる専門知識と、彼のパートナーであるヤーナのマーケティング力が加わり、世界で名高いテキスタイルブランドへと飛躍した。
生活と切り離すことの出来ない布を、美しく気持ちよく提供したい。彼らの熱いもの作りの精神を継承する表参道店では、豊富なラインナップと共に、その使い心地も体感できる。また、生活を豊かにするフィンランドの文化やプロダクト、アーティストなども紹介する予定で目が離せない。タオルやブランケット、ショールなどは身近なテキスタイルだからこそ、美しいものを快適に使いたい。あなたもとっておきの1枚を表参道の「ラプアン カンクリ」で見つけてほしい。
LAPUAN KANKURIT 表参道
住所|東京都渋谷区神宮前 5-13-12 1F
OPEN|12:00~20:00
定休日|火曜日
2019年10月4日(金)OPEN
問い合わせ先

LAPUAN KANKURIT 表参道
https://lapuankankurit.jp/ 

                      
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