51%|企画展「暮らしと灯り」開催
DESIGN / PRODUCT
2015年4月3日

51%|企画展「暮らしと灯り」開催

51%|五割一分

“灯り”のもと、暮らしにまつわる思考をめぐらせる展示

企画展「暮らしと灯り」開催

 

田中 潤(鉄作家)、井上隆夫(オブジェ・有機EL照明)、ボヘミアンズ・ギルド(古書)が作り手となり、建築設計事務所「51% Tokyo」にて、10月26日(土)から“灯り”をテーマにした企画展が開催される。

Text by KAJII Makoto (OPENERS)

「秋の古本市」で賑わう神保町で、灯りのある暮らしを考える

オブジェから日常の道具、住宅にかかわる大きな作品まで、多岐にわたる制作活動をしている鉄の作家・田中 潤氏の手による、鉄を叩いて作られる灯明器からの灯り。

倉又史朗氏のアクリル作品を制作していた面々が作る、タンポポの綿毛をアクリルに封じこめた浮遊感漂う不思議なオブジェには、日本の最先端技術である有機EL照明のやわらかな灯りが点る。

そして、そのほのかな灯りのもと、暮らしにまつわる古書を手に取り、思いをめぐらす――ゆるやかで贅たくな時間を演出する灯りを楽しむ秋の夜長。

今回の企画展では、神保町・すずらん通りにある古書店「ボヘミアンズ・ギルド」が「暮らし」にまつわる古書をセレクトし、販売もおこなう。

「暮らしと灯り」

会期|2013年10月26日(土)~11月10日(日)

12:00~20:00 木曜休

※作家在廊日26日

会場|51% Tokyo(ゴワリイチブ トウキョウ)

東京都千代田区神田神保町1-37 武田ビル 1階

Tel. 03-5577-6293

http://5wari1bu.jp/

田中 潤(鉄作家)

東京都生まれ。2000年 東京都立工芸高等学校アートクラフト科卒。2000年~01年 金工家・井尾健二氏に師事。2003年 国立高岡短期大学(現富山大学)産業造形学科金属工芸コース卒。2005年~11年 鉄作家・松岡信夫氏に師事。2011年 独立。金属における自然観を大切にしながら、建築空間にかかわる制作活動もおこなう。

http://s-a-h-i.com/01/

井上隆夫(オブジェ・有機EL照明)

本業は映画や映像のカメラマンでありながら、光やデザインに対する深い探究心から、IID世田谷ものつくり学校内のスタジオスール開設、5年間代表を務める。その後、倉俣史朗デザインのピアチーレの跡地にヤマギワ美術財団の後援によるLighting Art Galleryを創設。また、有機EL照明のデザイン開発などにも深くかかわっている。

http://www.el-techno.co.jp/product.html

ボヘミアンズ・ギルド(古書)

神保町のすずらん通りにある創業80年以上の歴史をもつ老舗古書店。美術関係の画集、図録、評論を中心にデザイン、建築、写真、芸能、思想、哲学などさまざまなジャンルを揃えている。貴重なコレクションの数々は、アートフェアなどでも展開している。

http://www.natsume-books.com/

           
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