小山登美夫ギャラリー|岡崎裕子「羽のある器」展 開催
小山登美夫ギャラリー
今回の個展では自身初となる“楽碗”も発表
岡崎裕子「羽のある器」展 開催
9月4日(水)より、渋谷ヒカリエ8階「クリエイティブスペース 8/(ハチ)」にある小山登美夫ギャラリーにて、岡崎裕子「羽のある器」展が開催される。
Text by KAJII Makoto (OPENERS)
ギャラリートーク(岡崎裕子×小山登美夫)は、9月4日(水)18時半から開催
作家の岡崎裕子さんは、「このたび、小山登美夫ギャラリーにて2回目の個展を開催させていただくことになりました。自身としては、昨年8月から約一年ぶりの個展となります。
今回は私にとって初めてのホワイトボックスでの個展となりますので、自身の作品に対してあたらしい課題を課し、過去の代表作であるトンボの器に原点回帰した作品群を発表します。
トンボの羽に縦横無尽に広がる網の紋様は、跳躍を思わせる広がりをもちつつ、不気味に漂う罠のようでもあります。その羽をクローズアップした作品を新作として発表いたします。
網目の紋様を描く作業は、わたしにとって無心で無限に広がる時間でした。作品一つひとつに込めた思いを、実際に手に取ってご覧いただけたら幸いです」と、OPENERS読者にメッセージ。
海と山に囲まれた美しい景色のなかで精力的に制作活動をつづけ、今回、のびやかに広がる羽を模した器には、作家なりの解釈で初めて挑戦した楽碗も発表される。秋の季節にぴったりのモチーフの意欲作に注目したい。
個展初日の9月4日(水)18時からオープニングレセプションが、18時半からは小山登美夫氏とのギャラリートークも開催される。
岡崎裕子|OKAZAKI Yuko
1976年 東京都生まれ 聖心女子学院卒。20歳のときに株式会社イッセイ ミヤケに入社、広報部に勤務。3年後退職し、茨城県笠間市の陶芸家・森田榮一氏に弟子入り。4年半の修行の後、笠間市窯業指導所釉薬科/石膏科修了。28歳で帰京し、都内2カ所の陶芸教室に勤務。30歳で神奈川県横須賀市にて独立。32歳のときに初個展を開催し、その後各地で個展を催している。