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2019年6月17日
ブルーノ・ムナーリとジョヴァンニ・ベルグラノが1976年に制作した知育玩具|Corraini
Corraini|コッライーニ
時代を超えても愛されるビジュアルコミュニケーション
画家として自身のキャリアをスタートさせ、その活動を一言では表せないほど多種多様な分野で活躍したブルーノ・ムナーリ。子供たちの表現の可能性を探求し、視覚表現を使った教育にも力を入れていたことで知られている。1976年に制作された知育玩具「現実世界のイメージ」もそのひとつ。ボックスには写真が印刷された40枚のカードと白紙のお絵描きカードが入っており、写真カードには以下が印刷。
・物のカラー写真(手、鳥、電球、靴、魚)
・同じ物の、白黒写真、ネガ写真、角度を変えた写真
・間違った物の写真(手袋、巣、ろうそく、足、貝)
・6ヶ国語で書かれた同じ物の名前
遊び方は、
1.子ども一人が一枚のカードを見せ、他の子どもたちがカードに印刷された物の名前を言う。ここでは、写真に撮られた物の名前だけでなく、どの位置から撮影した写真であるか、白黒なのかネガなのかを言うようにする。
2.子ども一人が物の名前を言い、他の子どもたちはその物の写真が印刷されているカードを探す。あるいは物の名前が書かれたカードを使って、物のイメージから書かれた言葉へ、あるいは書かれた言葉から物のイメージへと対応させる。
秀逸なグラフィックを通して、現実の世界に存在する物とそのイメージを学べる名作。子供と遊ぶも良し、インテリアの一部にするのもおすすめだ。
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