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2019年6月7日
岐阜県多治見市の「3RD CERAMICS」と協業した新シリーズ|MISHIM POTTERY CREATION
MISHIM POTTERY CREATION|ミシン ポタリー クリエーション
日々物語を纏いながら、やがてアンティークとなる陶器シリーズ
「将来アンティークになっていけるもの」を目指して活動しているデザインレーベル「MISHIM」が、2005年にスタートさせた陶器ブランド「MISHIM POTTERY CREATION」。シリーズごとに陶芸作家を変え、それぞれが得意とする技法や素材、世界観などをもとに話し合いを重ねる…このようなデザインプロセスから生まれる陶器は使い勝手が良く、多くのファンを獲得している。
Text by WAKABAYASHI Satsuki
釉薬の掛け分けにより質感の違いを模様で表現
「MISHIM POTTERY CREATION」では、これまでに6つのシリーズを展開。それぞれ異なる陶芸作家をパートナーに迎え、コミュニケーションをはかりながら、それぞれの特性を生かした製品を生み出している。
新シリーズ「PUDDLES」の大きな特徴は、釉薬の掛け分けにより質感の違いを模様にしている点。透明な釉薬を掛けたところは艶やかで水で濡れたように見え、釉薬が掛かっていないところは乾いた土の質感を演出している。
今回製作を担当した「3RD CERAMICS」は、花山和也氏、長屋有氏、土井武史氏の同年齢(1986年生まれ)の三人によるチーム。個人作家ではなく、大きなメーカーでもない。彼らならではの新たなモノづくりのカタチ=第3の陶芸のあり方を模索し、「気づきのある暮らしを送る人へ」をコンセプトに掲げて、2014年から岐阜県多治見市にて活動している。
「PUDDLES」では、使い勝手の良いフォルムのマグとプレート、それぞれ二種類を展開。三人チームワークと「MISHIM」のリレーションシップによる造形美は、ユーザーの日々に寄り添いながら色気を増し、未来のアンティークとなるだろう。
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