Arflex|若きデザイナーがあたらしいチェアをデザイン
Arflex|アルフレックス
若きデザイナーがあたらしいチェアをデザイン
アルフレックスの新作チェアを、auの携帯電話「iida」などで知られる31歳のデザイナー、坪井浩尚氏がデザイン。ミニマムながら、端正で流れるようなデザインが特徴の一脚だ。
Text by SUGIURA Shu(OPENERS)
美しい曲線が、音色のように響いている
アルフレックスジャパンが、新作デザインの開発に起用したのは、若手デザイナーの坪井浩尚氏。デザインブランド「100%」の立ち上げに参画し、2007年にはHironao Tsuboi Designを設立、日用生活品から家電製品、家具など幅広くプロダクトデザインを手がけている。
アルフレックスの開発チームや工場の熟練技術者と、細部にいたるまで綿密なコミュニケーションを交わして作り上げられた、新作「OMEGA」。前脚から背に流れるようなラインは造形的なエレガンスだけでなく、座ったときの背あたりや肘を置く位置などを緻密に計算しており、美しさと快適な座り心地を両立させている。美しいカーブは、木材を一度4ミリの厚さに裂き、木目をずらさないように重ねてつくる3次元成型によって生み出されている。その結果表れたフォルムは、精緻な仕上げと相まって、どの角度から見ても繊細で隙のない美しさだ。
ラインナップは4種類。オーク材塗装仕上げ、オーク材ダークオーク色塗装仕上げ、ブラックウォールナット材塗装仕上げ、ブラックウォールナット材ナチュラル色塗装仕上げとなっている。
アルフレックスのあたらしいアイコンとなるような、艶のある上質な椅子を目指して作ったという坪井氏。美しい音色のように流れるラインを描くOMEGAは、間違いなくそれにふさわしい存在感を醸し出している。
アームチェア「OMEGA」
価格|11万3400円~
アルフレックス ジャパン
0120-33-1951
http://www.arflex.co.jp