デザインウィーク期間中にをさまざまなクリエイションを発表展示|STUDIO BYCOLOR
DESIGN / PRODUCT
2015年10月26日

デザインウィーク期間中にをさまざまなクリエイションを発表展示|STUDIO BYCOLOR

STUDIO BYCOLOR|スタジオ バイカラー

色や素材のもつチカラを効果的に活用するクリエイションに注目!

デザインウィーク期間中に新作を発表展示

マテリアル実験やクリエイションのプロセスにフォーカスしたプロジェクト「Experimental Creations」で、新作テクスチャー「動の和紙 WASHI do」を発表しているスタジオ バイカラーが、デザインウィーク期間にあわせ、新作を発表展示している。

Text by KAJII Makoto (OPENERS)

インストラクターから信頼を得たヨガマット

秋山かおり氏が主宰する「スタジオ バイカラー」は、カンボジア、ラオス、ミャンマー、ベトナムとのジョイントプロジェクト「メコンデザインセレクション」に参加。10月30日(金)より東京ミッドタウン3階 サントリー美術館前で開催される「GOOD DESIGN EXHIBITION 2015(G展)」で、新作ヨガマット「CANTEIL SOKAPIAP」を披露する。

CANTEIL SOKAPIAPは、日本人デザイナーと現地メーカーとの共同開発製品として、カンボジア・Kandal(カンダル)地方で採れるスゲを100パーセント使用。現地の工程はそのままに、スゲに異素材を一緒に織りこむことで「ヨガマット」として使える機能をプラス。CANTEIL SOKAPIAPはカンボジア語で「健康のためのマット」の意味をもち、スゲのマットでは表現できなかった“クッション性・グリップ性”を高めることで、従来のマットに付加価値を与えている。

STUDIO BYCOLOR|東京デザインウィーク

STUDIO BYCOLOR|東京デザインウィーク

先端技術と伝統工芸のあらたな出合い

11月8日(日)まで東京・表参道で開催中の「Autodesk Gallery Pop-Up Tokyo」では、スタジオ バイカラーがデザインした「霧漆(kiri-urushi)」を展示中。Autodesk Gallery Pop-Up Tokyoは、プロダクトデザイン、アーキテクチュア、社会インフラ、エンタテインメント、アート、ファッションなどの幅広い分野から最新のテクノロジーを取り入れた展示をおこなっているが、「霧漆」は古く漆器がもつ要素をそのままに、腰から胴にかけて、霜や氷をイメージするパターンを凹凸に配することでアクリルに厚みの変化をもたせた表現に成功している。

10月31日(土)まで秋葉原の「ものづくり館 by YKK」で開催されている「ソーシャルプロダクト展~ユルリとつながるプロダクト展~」では、吉野の木から生まれた布で吉野の森を守るプロジェクト「結糸(YOU ITO)」の新作を展示。スタジオ バイカラーは、結糸のビジュアル全般(グラフィック、ウェブなど)とプロダクトのディレクション・カラースキームにかかわっている。

明治神宮外苑絵画館前を会場とする「TOKYO DESIGN WEEK」に出展しているシモンズとは、あらたなカテゴリーとなる「blinka(ブリンカ)」を発表。ブリンカはスウェーデン語・オランダ語で“まばたき”を意味する言葉で、マットレスに使われているポケットコイルと、キルティング技術を活かした新感覚のソファをスタジオ バイカラーがデザイン。スツール2サイズ、ソファ2サイズの4アイテムで構成されるブリンカシリーズは、リビングのみならず、ロビーやラウンジなどのパブリックスペース、さらに働き方に変化を求めるオフィス空間にもマッチする商品として開発された。

東京・青山にあるハンドメイドのグラスウェア専門店「Sghr スガハラショップ」では、菅原工芸硝子とコラボレーションしたジュエリー「ウミナミパール」を発売開始。愛媛県・宇和島で生まれる真珠、バロックパールと熟練の技術による硝子で表現された「母なる海」との組み合わせから生まれるジュエリーが並ぶ。

STUDIO BYCOLOR|東京デザインウィーク

STUDIO BYCOLOR|東京デザインウィーク

色がひとに与える影響を追求し、ものごとが抱える課題に色の力を能動的にもちいた製品をはじめ、空間やコミュニケーションデザインをおこなうスタジオ バイカラーのデザインワークに注目したい。

問い合わせ先

STUDIO BYCOLOR

info@studiobycolor.com

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