600余点が展示される「第62回 日本伝統工芸展」開催|MITSUKOSHI
MITSUKOSHI|日本橋三越本店
厳しい鑑審査を経て選ばれた入選作約600点が一堂に会する
「第62回 日本伝統工芸展」開催
日本の優れた伝統工芸の技法を伝承し、後継者育成を目的に毎年開催される日本最大の工芸の公募展「第62回 日本伝統工芸展」(文化庁、朝日新聞社、日本工芸会など主催)が、9月16日(水)から28日(月)まで、日本橋三越本店本館7階 ギャラリーと新館7階 ギャラリーで開催される。
Text by KAJII Makoto (OPENERS)
作品解説のギャラリートークを連日開催
第62回 日本伝統工芸展は、陶芸・染織・漆芸・金工・木竹工・人形・諸工芸7部門の重要無形文化財保持者(人間国宝)の最新作と、一般公募作品より厳正な鑑・審査を経て選ばれた入選作を一堂に展示する。
今回は、応募1610点から入選606点が選ばれ、そのなかから各賞受賞作品15点が決定。上写真左は高松宮記念賞「銀泥彩磁鉢(ぎんでいさいじはち)」〈陶芸〉井戸川豊、右は文部科学大臣賞「編込接合器(あみこみせつごうき)ひびき」〈金工〉家出隆浩。
第62回 日本伝統工芸展は、9月16日(水)からの日本橋三越本店での開催を皮切りに、全国12会場で展示される(会場により一部作品を除く)。
OPENERSでは、日本伝統工芸展について、三越のショッピングバッグのデザインを手がけた友禅作家で重要無形文化財保持者(人間国宝)の森口邦彦氏にインタビューを予定。過去と未来を繋ぐ日本の工芸についてお話をうかがう。
第62回 日本伝統工芸展
日程|2015年9月16日(水)~28日(月)
時間|10:00~19:00(最終日は18:00閉場)
会場|日本橋三越本店 7階 ギャラリー、本館・新館7階 ギャラリー
東京都中央区日本橋室町1-4-1
作品解説(ギャラリートーク)開催
本館・新館7階会場にて各日12:30より
9月16日(水) 陶芸=唐澤昌宏(東京国立近代美術館工芸課長)
9月18日(金) 染織=小山弓弦葉(東京国立博物館主任研究員)
9月21日(月・祝) 漆芸=金子賢治(茨城県陶芸美術館長)
9月22日(火・国民の休日) 金工=大澤光民(重要無形文化財保持者)
9月23日(水・祝) 木竹工=諸山正則(東京国立近代美術館主任研究員)
9月24日(木) 人形=林駒夫(重要無形文化財保持者)
9月25日(金) 諸工芸=白幡明
※9月19日(土)と20日(日)は12:30より受賞作家による作品解説を予定