世界初! アルコール検出機能付き自転車ロックを発表|KOOWHO
KOOWHO|コーフー
東京・品川区荏原にある自転車ショップ「KOOWHO」が開発
アルコール検出機能付き自転車ロックを発表
国内外ブランドのスポーツバイクと自転車関連パーツを販売する、東京・品川の「サイクランド KOOWHO(コーフー)」が、飲酒“自転車”運転を抑止する、世界初のアルコール検出機能付き自転車ロック「ALCOHO-LOCK(アルコホロック)」を発表。ALCOHO-LOCK公式サイト(alcoholock.com)で予約受付を開始した。
Text by KAJII Makoto (OPENERS)
12月の忘年会シーズンを目安に発売予定
「アルコホロック」は、ロック本体にアルコール検知センサーとBluetooth®を搭載。ロック本体と無料専用アプリをインストールしたスマートフォンが連動し、本体の検知センサーに息を吹きかけ、アルコールが検出された場合は、アプリ画面にアルコール濃度数値とともに、「自転車を押して帰る」ように促すアラートが表示され、解錠するという画期的な自転車ロックとして登場する。
「アルコホロック」は、世界96ヵ国・154都市にオフィスをもつ、グレイグループの日本法人であるグレイワールドワイドと、コーフーとのコラボレーションにより開発をスタート。総合監修をコーフーが、企画・コンセプト開発・インターフェイスデザインをグレイワールドワイドが、技術監修を同社のシンガポール支社である「Grey Group Singaporeが、開発と実装をインドのIT企業Amsyt Technologies が担当した。
利用者のパートナーにもアラートを送信
また、「アルコホロック」利用者のパートナー(家族・恋人など)をあらかじめ関連付けて登録しておくと、利用者の息からアルコールが検出された場合に、アルコール濃度数値と検出場所がアラートとして送信される。
この機能はパートナーの説得で、「危険な自転車の飲酒運転をやめさせる」というダイレクトに効用のある目的のほかに、大切なひとの存在をおもいださせることが、危険な自転車による飲酒運転の抑止につながるというかんがえから実装された。
法規やマナーを無視した危険な自転車運転が社会問題となっているが、なかでも自転車の飲酒運転は明らかな道路交通法違反。2015年6月1日には関連の道路交通法が改正され、運転者は法規遵守の気持ちをあらたにしたはずだが、完全に意識を切り替えるのは簡単ではないかもしれない。テクノロジーの力で意識改革に乗り出した「アルコホロック」が、飲酒運転を軽視しがちの現状に一石を投じるを期待したい。
アルコール検出機能付き自転車ロック
「ALCOHO-LOCK(アルコホロック)」
予価|3万円~4万円程度
発売時期|2015年(年内)
カラー|イエロー
サイズ|約W130×H150×D25mm
重さ|約466g
素材(カバー)|アルミニウム
サイクランドKOOWHO(コーフー)
info@alcoholock.com
http://www.koowho.com/