デザインショップ「リビング・モティーフ」が装いをあらたにオープン|LIVING MOTIF
DESIGN / INTERIOR
2015年3月19日

デザインショップ「リビング・モティーフ」が装いをあらたにオープン|LIVING MOTIF

LIVING MOTIF|リビング・モティーフ
新装された1階には、ポール・ケアホルムの代表作を展示

デザインショップ「リビング・モティーフ」が装いをあらたにオープン

30年以上にわたり、デザインの本物を見分ける目を養い、選び抜いてきたリビング・モティーフが今回、装いをあらたにリモデルオープン。これまで以上にデザインの本質に迫った上質な空間へと生まれ変わった。オープニングにあわせてリビング・モティーフでは、特別展とセミナーも同時開催。デザインファンは要チェックだ。

Text by KAJII Makoto (OPENERS)

リモデルのインテリアデザインは、MOMENTが担当

1981年にオープンしたデザインショップの老舗、東京・六本木の「LIVING MOTIF(リビング・モティーフ)」が3月19日(木)にリモデルオープンした。そのコンセプトは「本物の集まる空間、本物と出会う時間」。

1階ウインドウスペースには、コミュニケーションの場となるイベントスペースを設け、あたらしい発見、あたらしい価値観を共有できる空間に。ここでは、実験的なライフスタイルの提案やワークショップ、エキシビションが開催され、訪れた人を常に好奇心でくすぐる。また書籍を扱うインショップ「ビブリオファイル」は2階へと移設し、ワークスペースと連動した実用性と趣味性の高いより充実したスペースに生まれ変わった。地下1階は家具を中心に、スタイル・マテリアルをミックスした独自のコーディネートを提案するフロアで構成される。

インテリアデザインを担当したデザインオフィス「MOMENT」の平綿久晃氏と渡部智宏氏は、「今回リモデルにあたって私たちがもっとも重要視したのは“鮮度”です。ライフスタイルがさまざまに変容していくなかで、お客さまに対しつねに鮮度ある商品を提案できる場を作り出したいと考えました」と語る。

リビング・モティーフ|リモデルオープン

©vitra

リビング・モティーフ|リモデルオープン

先述した1階はイベントスペースにくわえ、ディスプレイエリアもあらたに登場。壁面をベースに、鮮度の高い身近な生活空間を提案する場として活用される。

30年以上にわたり、デザインの本物を見分ける目を養い、選び抜いてきたリビング・モティーフ。これまでの上質な空気感はそのままに、あたらしい価値を発見できる鮮度の高い空間として仕上がった。

インテリアスタイリスト茂木雅代 × ポール・ケアホルムにも注目

今回のリビング・モティーフのリモデルを記念して、3月19日(木)から4月20日(月)まで、1階のイベントスペースで、デザイナーのポール・ケアホルム氏をフィーチャーした「dialogue with materials -素材との対話-」展が開催される。

「真のデザイナーとはつねに素材と対話するもの」と語ったポール・ケアホルム(1929-1980)は、スチールを大理石、革などと同様に自然素材として用い、木製家具が主流だった北欧デザイン界で独自の存在感を放った。明快で完璧なディテールを極めたデザインは、現在も支持されつづけている。

リビング・モティーフ|リモデルオープン

リビング・モティーフ|リモデルオープン

本展示ではインテリアスタイリストの茂木雅代氏が、ポール・ケアホルム氏の代表作である「PK22」イージーチェアをはじめ、「PK80」のデイベッド、「PK31」ソファなどを、当時と変わらない力強さと同居する繊細さを、日常の目線が感じられるスタイリングで表現。製造会社フリッツ・ハンセンのブランドコンセプト「REPUBLIC OF Fritz Hansen」という、いつの時代も本質と原点を守りながら、革新的なものづくりに取り組んだ様子を垣間見ることができる。

また、デンマークのテキスタイルメーカーKVADRAT(クヴァドラ)社が、ファッションデザイナーのラフ・シモンズとコラボレーションした「Kvadrat / Raf Simons」のテキスタイルを使用したALPHABETソファや、セブンチェア誕生60周年を記念した特別モデルも展示販売される。

マイケル・シェリダン氏によるセミナーを4月2日に開催

またオープニングイベントとして先述した、ポール・ケアホルム「dialogue with materials -素材との対話-」の開催にあわせて、4月2日(木)17:30~19:00にマイケル・シェリダン氏のセミナーも開催。

リビング・モティーフ|リモデルオープン

リビング・モティーフ|リモデルオープン

©Jamil GS

2006年デンマークのルイジアナ美術館でおこなわれたポール・ケアホルム氏の回顧展ではキュレーションも手がけ、氏にかんする書籍の著者でもある、NY在住の建築家マイケル・シェリダン氏。話を通して、ポール・ケアホルム氏が目指したものを改めて学び、残された作品の背景を知ることができる貴重な機会となる。セミナー後には懇親会も予定している。

ポール・ケアホルム
「dialogue with materials -素材との対話-」展示

期間|3月19日(木)~4月20日(月)

マイケル・シェリダン セミナー
日時|2015年4月2日(木)17:30~19:00
場所|アクシスギャラリー(アクシスビル4F)
定員|100名 参加費無料(事前申込制)
申し込み|名前、人数、電話番号、職種を記載の上、下記アドレスまでお申し込みください。
申込アドレス|lm-info@axisinc.co.jp
協力|フリッツ・ハンセン日本支社

リビング・モティーフ|リモデルオープン

リビング・モティーフ
東京都港区六本木5-17-1 AXISビル B1F, 1F, 2F
Tel. 03-3587-2463
営業時間|11:00~19:00
http://www.livingmotif.com

           
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