interiors|カトリーヌ・メミ2014年 新作ファブリックコレクションズ
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ブランド設立20周年
カトリーヌ・メミ 2014年 新作ファブリックコレクションズ
ブランド設立20周年を迎えた「CATHERINE MEMMI(カトリーヌ・メミ)」が、色彩と質感にこだわりセレクトした、シックでエレガントな新作ファブリックコレクションを発表。東京・南青山「エ インテリアズ」にて、6月17日(火)まで開催されている。
Text by KAJII Makoto (OPENERS)
あらたなフレンチラグジュアリースタイルを展開
1988年に建設された建物を、イタリアの建築家ピエロ・リッソーニ氏がリノベイトしたことで知られるインテリアショップ「エ インテリアズ」。モダンデザインを価値の基軸としたセレクトは、時代に左右されない本質をアピールする。
生粋のパリジェンヌであるカトリーヌ・メミは、1993年、サン・シュルピス通りに自身のショップ「CATHERINE MEMMI PARIS」をオープン。シンプル、シックでラグジュアリーな世界観は、ニューミニマリズムと称される。
パリを拠点にプロダクトデザインをはじめ、個人邸やホテル、ハイエンドマンションのモデルルームなど、トータルインテリアデザインプロデュースを数多く手がけ、洗練された暮らしを提案している。日本では2009年に福岡県宗像市の「HÔTEL GRÈGES(オテルグレージュ)」のインテリアデザインを手がけ、話題となった。
今回の新作コレクションでも、得意のファブリックであらたなフレンチラグジュアリースタイルを提示する。
日本人カメラマン、荒川弘之氏「WHITE FLOWERS」も展示
また同コレクション期間中、カトリーヌ・メミと親交のある日本人カメラマンの荒川弘之氏による「WHITE FLOWERS」のフォトコレクションや、光と影のコントラストが美しいイタリア人アーティストのクリスティーナ・ファラスカ(Cristina Falasca)のアート作品を見ることができる。
「WHITE FLOWERS」コンセプト
従来の光を照射し外観の形を捉えるライティングを用いず、花の本質に宿る生を描写すべく、花弁を透過する光を受け入れるライティング手法で表現。白から黒のグレースケールの諧調で表現し、現実の抽象化を必要とし、対象に依存せず独自の美しさを創造する。撮影は夕方の日没からの15分間、マジックアワーの光が差し込む窓辺で長時間の露光によりおこなわれている。