ICHIRO|新作プロダクト発表&トークイベント開催
ICHIRO|伊千呂
秋のデザインウィークに合わせて発表!
新作プロダクト&トークイベント開催
これまでの“家具”という概念をもう一度根本から見直し、あたらしい切り口で「生活の道具としての家具」を生み出している化粧板メーカーの伊千呂。今回、10月31日(木)から開催される「BAtoMA information」で、新作プロダクトの発表とトークイベントを開催する。
Text by KAJII Makoto (OPENERS)
用途に縛られない軽やかな家具
今回発表される新作プロダクトは、トラフ建築設計事務所、プロダクトデザイナーの角田陽太氏(Yota Kakuda Design)、藤城成貴氏(shigeki fujishiro design)の3名が手がけている。「しまえる家具」をテーマに、生活に溶け込みフレキシブルに機能する軽やかなスモールファニチャーをデザインした。
トラフ建築設計事務所がデザインした「コロロワゴン」は、3つの収納ボックスをスタッキングするスタイルの可動式ワゴン。
一つひとつの収納ボックスにL字の取っ手付きで、ばらばらにしてバスケットのように持ち運べる。取っ手を垂直に起こして箱の内側に固定すれば、スタッキングするための支柱にもなる。色の組み合わせが2種類あるのもユニークだ。
藤城成貴氏デザインの「bend」は、壁に掛けても、折って立てても使える鏡。金属製の蝶番を使う代わりに、帆布を合板と合板の間に挟むことで、鏡本体が大きな蝶番の役目を果たす。帆布ぎりぎりまでカットした切り込みがちょうどよい角度で固定されて折り立て鏡となり、持ち上げると自然にフラットに戻る。穴をフックにひっかければ、壁掛け鏡になるというわけだ。
角田陽太氏デザインの「Chabu」は、昔ながらの“ちゃぶ台”がもつ、使い手が空間に応じて出し入れできるという良さを見直した視点から生まれた作品。現代的にリ・デザインされたローテーブルだ。
天板の色は、ナチュラル、グレー、ピンク、ブルーの4色が揃い、サイズはLとSの2サイズを展開する。
BAtoMA information会場でのトークイベント
BAtoMA information会場で、伊千呂のものづくりに携わっている建築家やデザイナーとともに、「家具から考える場と間」と題したトークイベントを開催。建築家からの視点、プロダクトデザイナーからの視点の2部構成で、伊千呂がデザイナーとともに考える“空間とひととモノ”のあらたな関係に迫る。
トークイベント
日時|2013年11月3日(日)14:00~、16:00~
会場|BAtoMA information トーク会場
14:00~「家具から考える場と間─建築家の視点から」
鈴野浩一(トラフ建築設計事務所)×長坂常(スキーマ建築計画) 聞き手:紫牟田伸子
16:00~「家具から考える場と間─プロダクトデザイナーの視点から」
藤城成貴×角田陽太 聞き手:紫牟田伸子
トークスケジュール
http://www.batoma.com/information/event
BAtoMA information
会期|2013年10月31日(木)~11月4日(月・祝)
会場|表参道ヒルズ本館B3F スペース オー
※他サテライト会場あり
時間|11:00~20:00(最終日:17:00まで)
入場料|500円(招待状持参で入場無料)
http://www.batoma.com/information/