DESIGN /
INTERIOR
2018年5月10日
日本伝統の蛇腹戸(じゃばらど)を生かした、ミニマルデザインのサイドボード|Ritzwell
Ritzwell|リッツウェル
世界的な「レッド・ドット・デザイン賞」を受賞しミラノサローネにも出展。
ミニマルなデザインと日本伝統の技が
融合したサイドボード「JABARA」
家具ブランド、リッツウェルの新作サイドボード「JABARA」が6月15日(金)に発売。ドイツの国際的なデザイン賞「レッド・ドット・デザイン賞」に輝き、4月開催のミラノサローネにも出展された、リッツウェルの新たな“顔”となるアイテムだ。
Text by YANAKA Tomomi
指先で感じる、ほど良い重さ、木の感触、目で楽しむ細やかな直線美
日本伝統の蛇腹戸(じゃばらど)を引き戸に採用したサイドボード「JABARA」が構想から3年、いよいよ発売される。
販売開始に先駆け、すでに4月9日(月)には世界最大級のデザイン賞「レッド・ドットデザイン賞」を受賞し、今後レッド・ドットミュージアムでも「JABARA」は展示されるという。さらに4月22日(日)まで開かれていたミラノサローネにも出展された。
デザインを手掛けたのはリッツウェルのクリエイティブディレクター兼デザイナーの宮本晋作氏。日本の文化、夏の町家に見られる葦戸(よしど)や、京都・嵯峨野の竹林に見られるような日本の直線美がミニマルなデザインに生かされた。
無垢材を一本一本細く切り分け、表面に丸みを持たせて生まれる凹凸は、職人の技と感性でより美しく仕上げられ、組み合わされたレザーの質感も相まってプロダクト全体に幻想的な陰影と温もりある奥深い表情を生み出している。
タイムレスかつミニマルな形でありながら、温もりを感じさせ、凛とした佇まいを見せる「JABARA」。指先で触れる木の感触や、蛇腹戸がスライドする程よい重さ、木と木が擦れ合う音さえも、どこか懐かしい心地良さとして、人々の五感に訴えかける。
問い合わせ先
リッツウェル 東京支店
Tel.03-5772-3460