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2023年8月31日
BE@RBRICK 400%サイズのBLUETOOTHⓇスピーカーも初公開。『MEDICOM TOY EXHIBITION '23』アフターレポート | MEDICOM TOY
MEDICOM TOY|メディコム・トイ
“日本の夏祭り”をテーマにした空間は多くの来場者で賑わった
記録的な猛暑となった2023年夏。メディコム・トイのこれから発売される新作や貴重なアーカイブを展示する恒例のイベント『MEDICOM TOY EXHIBITION '23』が、2023年7月22日(土)から27日(木)にて表参道ヒルズ 本館地下3階「スペース オー」で開催された。新型コロナウイルス感染拡大防止の規制が緩和された今年は、事前抽選不要で入場可能ということもあって連日の大賑わい。“日本の夏祭り”をテーマにした風情ある会場で、来場者の皆さんにはヨーヨー釣りや射的といったアトラクションを楽しみながら、存分に涼を味わっていた。
Text by SHINNO Kunihiko|Edit by TOMIYAMA Eizaburo
新たな出会い、創造の場としてのMEDICOM TOY EXHIBITION
コロナ禍真っ只中の2020年には参加者の健康と安全を最優先に考慮して、オンラインでのVIRTUAL会場にて開催された『MEDICOM TOY EXHIBITION』。2021年、2022年はリアル会場ながら密集を避けるため事前抽選による時間帯ごとの入場制限を設けたが、今年は制限をなくし、誰でも自由に入場・鑑賞できるかたちで開催された。
『MEDICOM TOY EXHIBITION '21』開催前のインタビューにて、赤司竜彦代表は開催の意義について語っていた。「この日を楽しみにご来場くださるお客さまの顔を見たり、その声を聞けることが今からとても楽しみです。私たちが作ったものを見ていただける、私たちにとっても、大切な晴れ舞台です。また、来てくださった方々が会場で出会い、そこでまた新しい企画につながることもリアル会場ならではの醍醐味や可能性だと思います」。この言葉は同エキシビションが単なる新作発表の場にとどまらず、トイを愛するファンやクリエーターたちのクロスポイントであることを表明するものである。
“日本の夏祭り”をテーマにした今年は会場内に神輿や提灯が飾られ、射的コーナーやヨーヨー釣りコーナーも設置。世界初公開となる新作を筆頭に、メディコム・トイが世界に誇るMAFEX 、BE@RBRICK、ソフビ、ウェアなど一堂に会した華やかな空間となった。
祭りの開催は再び日常が戻った証でもある。ここからまた新たな出会いが生まれ、世界中の人々がワクワクするプロダクトが生まれることを例年以上に予感させてくれるエキシビションとなった。
キャラクターの魅力を全高約160mmサイズに凝縮したMAFEX
会場に入ると最初に展示されていたのが「MAFEX」のコーナー。最高のフォルムと抜群の可動領域を両立させたアクションフィギュアとして2013年にデビュー以来、マーベル、DCを筆頭に映画・TV作品のキャラクターを200体以上リリースしてきた人気ラインだ。
世界中にファンを持つ『ロボコップ』シリーズ、『ターミネーター』シリーズの新作。2023年8月発売の「MAFEX ROBOCOP 2 MURPHY HEAD Ver.」には破壊されたバストアップパーツが付属。2024年2月発売予定の「MAFEX ENDOSKELETON (T2 Ver.)」は足先にダイキャストを使用、シリンダー部分やブラスターライフルも細部まで再現されており、T2ファン待望の究極の一体となっている。
孤独な賞金稼ぎ“マンダロリアン”とフォースの力を秘めた“グローグー”の危険な冒険を描く『マンダロリアン』シリーズからは主人公マンダロリアン、ボバ・フェット、アソーカ・タノに加えて、シーズン2最終話に登場した伝説のキャラクターもMAFEXで発売が決定。続報をお楽しみに。
腐敗したスーパーヒーローに戦いを挑む大ヒットドラマ『ザ・ボーイズ』。好評発売中のホームランダー、ビリー・ブッチャー、スターライト、ブラック・ノワールに続いて、(前列左から)ソルジャー・ボーイ、ディープ、クイーン・メイヴ、Aトレインの原型が初公開された。
DCユニバースからは、5000年の眠りから目覚めた破壊神を描いた映画『ブラックアダム』がMAFEXで発売決定。玉座に構える姿、ローブを羽織った姿、共に“最恐の暴君”らしさを見事に再現している。
『ジャスティス・リーグ:ザック・スナイダーカット』より並び立つヒーロー&ヴィランたち。スーパーマン、バットマン、フラッシュ、ジョーカーといったラインナップと造型へのこだわりから、この作品に対するメディコム・トイの並々ならぬ愛情が伝わってくる。
2024年2月発売予定の「MAFEX JOHN WICK (JOHN WICK:CHAPTER4)」(写真左)、2023年10月発売予定の「MAFEX LeBron James SPACE JAM: A NEW LEGACY Ver.」(写真右)。実写作品ならではのデジタルプリント技術で細部まで再現された表情、衣服や靴の造型に注目したい。さらにAI人形の狂気を描いて大ヒットを記録したホラー映画『M3GAN/ミーガン』が早くもMAFEXにて商品化決定。どんな仕様になるのか、いまから楽しみなところだ。
ストリートからポップ・カルチャーまで網羅するアーカイブ
「NEW ITEM」コーナーには新作のBE@RBRICKやソフビが集結。ハンドメイドゆえ実物を見る機会が少ないアイテムが展示されるのも『MEDICOM TOY EXHIBITION』の醍醐味のひとつだ。
BE@RBRICKの新作はTVアニメ『魔法つかいプリキュア』モフルン、着ぐるみ仕様の『キャスパー』、美術界にセンセーショナルな衝撃をもたらした画家・金子國義などが参考展示。
熟練職人のハンドメイドで仕上げられたカリモクのBE@RBRICK、NY@BRICK、R@BBRICK。レイヤー、寄木、CHESS、WOVEN、HORIZON、ASLOPE 60°、白樺風塗装……。さらにそれらをパーツごとに組んだMIXなど、木材を使った多彩な表現には毎度ながら驚かされる。
スチームパンク風な世紀末の世界に暮らしているオリジナルキャラクターをデザインし、立体化するアーティスト、STEAM POLKA。メディコム・トイとはVAG潜水服シリーズでおなじみだが、今回はガレージキットが話題を集めた「潜水服ハートの女王」が彩色見本にて初展示。手に持つ鍵や台座に至るまで世界観にこだわった造型がひときわ目を引いた。
VCDの新作として、FELIX、TOM AND JERRYの昔懐かしいソーキー(シャンプーボトル)風フィギュアが参考展示。ヴィンテージ・トイ愛好家にはたまらないチョイスだ。
個性豊かな塊根植物やサボテン、多肉植物を扱うショップBOTANIZEとのコラボレーションシリーズ。「VCD Pachypodium Gracilius」「VCD Euphorbia obesa」に続いて、新作の「Dioscorea elephantipes(亀甲竜)」が参考展示され、注目を集めた。
「MLE」のコーナーでは2023年8月発売のINU「メシ喰うな!」、Primal Scream "screamadelica"のアイテムが展示。それぞれメディコム・トイ直営のオンラインストアproject1/6楽天市場店、MCT TOKYOにて発売中につき、気になる方はお早めに。
「ARCHIVE」のコーナーでは、これまで発売されたアイテムの一部が展示。入り口で待ち構えていたのはメディコム・トイのオフィシャルショップである1/6計画、MEDICOM TOY PLUS、東京スカイツリータウン・ソラマチ店、2G、各店舗限定モデルのBE@RBRICKたち。
最後に紹介する新作は、初のBE@RBRICK 400%サイズのBLUETOOTHⓇスピーカーとしてお披露目となった「BE@RBRICK PORTABLE BLUETOOTHⓇ SPEAKER」。Quad 360™️オーディオ技術を採用し、両耳の部分と後頭部がスピーカーとなっている。会場にはCLEAR、SMOKE、BLACKの3色が展示されていたが、仕様や価格、発売時期などの詳細は近日中にOPENERSにて紹介予定につき、ご期待ください。
問い合わせ先
メディコム・トイ ユーザーサポート
Tel.03-3460-7555
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