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2023年5月25日
SEKAI NO OWARIのFukase氏が手がけるBAD MOOD × atmosのBE@RBRICK 1000%が発売中 | MEDICOM TOY
MEDICOM TOY|メディコム・トイ
BAD MOOD / badmood クリエイティブディレクター 和田直希氏インタビュー
2021年に販売し即完売した、「BAD MOOD / badmood」「atmos」「メディコム・トイ」がトリプルコラボレーションした「BE@RBRICK atmos × BADMOOD 100% & 400%」と同デザインの1000%が発売された。それを記念して、BAD MOOD / badmoodのクリエイティブディレクターである、和田直希氏にインタビューをおこなった。
Text by SHINNO Kunihiko|Edit by TOMIYAMA Eizaburo
自分たちが熱狂できるデザインであるように
badmoodは、2020年10月からAmazon Prime Videoにて配信中のアニメ「badmood」を軸にマルチプルに展開するブランド。同アニメはSEKAI NO OWARIのヴォーカリスト・Fukaseがキャラクターのデザイン監督・監修などを務めており、Fishman、Butt、Rabbit、UFO、Mothのいかれた5人で結成されたバンド「THE PINK ELEPHANTS」の平穏でクレイジーな日常が描かれている。
これまで「BAD MOOD / badmood」からは数々のアイテムがリリースされ好評を博してきたが、今回は原宿から世界へ発信するスニーカーセレクトショップ「atmos」と「メディコム・トイ」によるトリプルコラボレーションにて、2021年に販売し即完売した「BE@RBRICK atmos × BADMOOD 100% & 400%」と同デザインの1000%となる。
発売を記念して、BAD MOOD / badmood クリエイティブディレクター 和田直希氏に「BAD MOOD / badmood」の成り立ちと、BE@RBRICKに込めた思いについて、メールにて回答いただいた。
Fukaseの強みであり個性である“ストーリー”を軸にアニメを作り、 僕がブランド展開する流れを作りました
──まずはFUKASEさんとの出会いから教えてください。
和田 僕がまだインドネシアに住んでいる頃に、インドネシアを代表するバンドだったNidji(ニジ)のボーカルのGiring(ギリン)と日本へ旅行に行ったのですが、「折角なのでインドネシアに興味のあるミュージシャンを誰か紹介して欲しい」と友人のネルソン・バビンコイ氏(※)に伝えたら、食事会にFukaseを連れてきました。
※アメリカ出身の文化通訳・シンガーソングライター・俳優・コメンテーター・クリエイター。SEKAI NO OWARI 「ANTI-HERO」作詞、「Mr.Heartache 」英語補作詞のほか、数々のアーティストの英語詞を手掛けている。
──BAD MOOD / badmoodのプロジェクトを始める際、Fukaseさんとはどのようなことを話し合われましたか? コンセプトや商品展開、世の中に出た最初のアイテムについても教えてください。
和田 当時アーティストがD2Cブランドを始めるという流れが多かったので、差別化を図るためにどうすれば良いのか、と徹底して話し合いました。
そこで、Fukaseの強みであり個性である“ストーリー”、つまり脚本を軸にアニメを作り、それを僕がブランド展開するという流れを作りました。なので、世の中に最初に出たものはアニメーションです。
そこで、Fukaseの強みであり個性である“ストーリー”、つまり脚本を軸にアニメを作り、それを僕がブランド展開するという流れを作りました。なので、世の中に最初に出たものはアニメーションです。
──BAD MOOD / badmoodの表記の違いには、どんな意味を込められていますか。
和田 「BAD MOOD」はアニメやアニメのアイテムで使用し、「badmood」はファッションを軸としたアイテムで使用するなど、若干印象が変わるようにしてます。
──アニメ「badmood」を軸に、ウェア、コミック、ポスター、ステッカーなどさまざまなアイテムをリリースされていますが、ディレクションの際、どんなことを心がけていますか。
和田 アニメを見て無い方もいますし、リリースしたアイテムを全て買う方は少ないと思いますので、それぞれを点と捉え、どんな組み合わせでも、それぞれのbadmoodの世界観を楽しめるようにしています。
──これまでリリースしてきたアイテムの中でも特に反響の大きかったアイテムやコレクション、個人的に手応えを感じたものを教えてください。
和田 コミックや靴、アパレル、カフェのスイーツコラボなどさまざまなものをリリースしてきました。中でもFILA × atmos × BAD MOODによるトリプルコラボレーションスニーカーは、かなりの量を瞬間的に売り切り、海外メディアでも多く取り上げられたので手応えがありました。
BE@RBRICKは海外でもっとも受け入れられている日本のカルチャーの内のひとつ
──BE@RBRICKについて、これまでどんな印象をお持ちでしたか。
和田 僕は海外に10年以上住んでいたのですが、海外でもっとも受け入れられている日本のカルチャーの内のひとつでは? と思います。ANREALAGEとのコラボやKAWSとのコラボがお気に入りです。
──「BE@RBRICK atmos × BADMOOD 1000%」は、どういう経緯で製作することになったのでしょうか?
和田 Fukaseと僕がBE@RBRICKの大ファンだったので、猛烈にアプローチしました。笑
──FUKASEさんからは、どのようなデザイン案や要望がありましたか。
和田 BAD MOODで一番人気のキャラクターであるRabbitによる秘密のメッセージを込めました。それはFukase案です。
──製作・監修時に特に気をつけたポイントを教えてください。
和田 自分たちが熱狂できるデザインであるようにという事です。
──完成したBE@RBRICKをご覧になった感想をお願いします。
和田 最高です! 早速飾ってます!
──ウェアやフィギュア以外にもBAD MOODでやってみたいことはありますか。
和田 難しいかもですが、実写版の映像作品を作ってみたいです。
──最後にこれからのBAD MOOD / badmoodの展開予定について教えてください。
和田 badmoodの4話目に登場するSwayくんが主役となったThe Escapeというシリーズが6月1日より展開されます。めちゃくちゃ面白いことするので楽しみにしていてください!
BE@RBRICK atmos × BADMOOD 1000%
アニメ「badmood」に登場するRabbitをモチーフに誕生したBE@RBRICK 1000%。独特なカラーもアニメそのままに再現。ボディには「“KISS」「MY」「FLUFF」というRabbitのメッセージが内蔵されており、前面の円形窓と背面から確認することができる。
サイズ|全高約700mm
発売日|メディコム・トイ直営各店舗及びオンラインストア各店、atmos各店(一部店舗除く)及びオンラインストアにて発売中
価格|7万4800円(税込)
※数量限定となります。品切れの際はご容赦ください。
BE@RBRICK TM & ©︎ 2001-2023 MEDICOM TOY CORPORATION. All rights reserved.
アニメ「badmood」に登場するRabbitをモチーフに誕生したBE@RBRICK 1000%。独特なカラーもアニメそのままに再現。ボディには「“KISS」「MY」「FLUFF」というRabbitのメッセージが内蔵されており、前面の円形窓と背面から確認することができる。
サイズ|全高約700mm
発売日|メディコム・トイ直営各店舗及びオンラインストア各店、atmos各店(一部店舗除く)及びオンラインストアにて発売中
価格|7万4800円(税込)
※数量限定となります。品切れの際はご容赦ください。
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