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2015年4月17日
2011 ミラノサローネ 最新リポート|CANON
CANON|キヤノン
特集|ミラノサローネ国際家具見本市 2011
光の表情が空間に溶け込む映像体験
2008年から3年間にわたって“あたらしい感性の世界”を意味する「NEOREAL(ネオリアル)」をテーマに出展しているキヤノン。ミラノサローネ50周年の今年は、さらにあらたな可能性を追求した「NEOREAL WONDER(ネオリアル ワンダー)」をテーマに、軽やかさと革新性が共存する映像表現の世界を創造している。
Photo by Daisuke Ohki
糸でつくられた立体的なスクリーンが描き出す、光の循環
今年のキヤノン ミラノサローネ展覧会「NEOREAL WONDER」は、キヤノンの映像分野における総合力を背景に、メイン空間を手がけるトラフ建築設計事務所と、ビジュアルデザインスタジオWOW(ワウ)が手がける映像のコラボレーションにより、これまで体験したことのない映像空間が完成した。
空間テーマ「Light Loom(光の織機)」から生まれたメイン空間には、無数の水糸(幅0.5mm、長さ16m)を用いた立体スクリーンがあり、映像テーマ「Circle of light(光の循環)」による多彩な光の表情を凝縮した映像が次つぎに写し出される。
映像投写には、キヤノン製の反射型液晶パネルLCOS(エルコス/Liquid Crystal On Silicon)を搭載したプロジェクター「WUX10 MarkII」など約20台が配置され、高精細な映像を多方面から投写。映像制作の一部には、デジタル一眼レフカメラ「EOS 5D」や業務用ビデオカメラに採用されているCMOSセンサーを搭載したデジタルビデオカメラの新製品「iVIS HF M41」を使用。入力から出力までキヤノンの技術が活用されている。