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2019年8月15日
デジタルなイメージのテディベアを作る、というコンセプトが面白いと思います|MEDICOM TOY
MEDICOM TOY|メディコム・トイ
sacaiデザイナーの阿部千登勢さんに聞く
1999年、デザイナーの阿部千登勢により設立。「日常の上に成り立つデザイン」をブランドコンセプトに、異素材とのミックスやディテールにこだわることで新たなクラシックスタイルを表現する、日本を代表するファッションブランド、sacai。コラボレーションも数多く手掛け、最近ではNIKE、Beats by Dr. Dre、Jackson Pollock Studioとのコラボアイテムをリリース。世界中のファンがその展開を注視している。今回は発売後も反響が大きい新作BE@RBRICKについて、sacaiデザイナーの阿部千登勢さんに回答していただいた。
Text by SHINNO Kunihiko
まったく異なる表情でsacaiを再現できることが楽しみです
sacaiは2017年よりMEDICOM TOYとのコラボレーションを開始、これまで3種類のBE@RBRICKを発表してきた。その最新作となるのが今年7月、MEDICOM TOY PLUSにて限定発売されたモデルだ。該当モデルが着用しているのはLAのタトゥー・アーティスト、Dr. Wooのイーグルモチーフを刺繍したスーベニアジャケットである。
──今回のBE@RBRICKのデザインコンセプトを教えてください。
阿部 本来スーベニアジャケットに用いられる刺繍をDr. Wooのタトゥーで表現しました。
──どういうきっかけでDr. Wooとコラボレーションすることになったんでしょうか?
阿部 偶然知人を介して知り合う機会があり、他にはないタトゥーアートに惹かれ、なにか一緒に面白いものが作りたいと思いました。
──実際にご一緒されて、ユニークだと感じた点はどこでしたか?
阿部 クモやイーグルなどのタトゥーのモチーフが、とても繊細なタッチになることがユニークだと感じます。
──完成したコラボレーションBE@RBRICKで最もお気に入りのポイントを教えてください。
阿部 実際のルックを忠実に再現したことです。
──これまでBE@RBRICKについては、どんな印象をお持ちでしたか?
阿部 デジタルなイメージのテディベアを作る、というコンセプトが面白いと思います。sacaiのそれぞれのシーズンを代表するルックを、アーカイブとしてコレクションしてもらえることを嬉しく、わたし個人もコレクションしています。
──服をデザインすることと、BE@RBRICKを作ることに違いはありますか? また、フィギュアを手掛ける場合、どんな楽しみがありますか?
阿部 基本的には一緒ですが、BE@RBRICKのフィギュアに着せることによって、まったく異なる表情でsacaiを再現できることが楽しみです。
sacai × BE@RBRICK 100% & 400%/1000%
全高約70mm(100%)/280mm(400%)/700mm(1000%)。2019年7月より、MEDICOM TOY PLUSにて数量限定発売中。100% & 400%は1万7000円(税別)。1000%は5万6000円(税別)。 BE@RBRICK TM & © 2001-2019 MEDICOM TOY CORPORATION. All rights reserved.
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Tel.03-3460-7555
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