イタリア・ミラノにG-SHOCK直営店をオープン|G-SHOCK
G-SHOCK|G-SHOCKの人気が海外でも広がる
イタリア・ミラノにG-SHOCK直営店をオープン
タフウォッチとして知られる腕時計ブランドカシオの「G-SHOCK」の直営店舗が11月15日、イタリア・ミラノにオープンした。11月27日には、オープニングイベントを開催。多くの業界関係者、報道陣が訪れた。
Text by KAKIHARA Takayoshi(OPENERS)
ミラノの注目エリア「コルソ コモ」にオープン
欧州4店舗目となる“G-SHOCK”アンテナショップ『G-SHOCK Corso Como(コルソ・コモ)』のオープニングイベントが11月27日に開催された。
このイベントには、イタリアの業界関係者や多くのファッション誌編集者が参加。日本からは、G-SHOCK開発者の伊部菊雄氏が参加し、G-SHOCK開発秘話をイタリア語で披露。会場では、伊部氏のユーモアあふれるスピーチに大きな拍手が送られた。
“G-SHOCKアンテナショップ”は、日本では、お台場、丸の内、博多、仙台の4店舗。そして欧州では、イタリアのミラノ『G-SHOCK Corso Como』が、4店舗目となる。
実は海外でいま日本のG-SHOCKの人気が年々増加している。今回オープンしたイタリアでも人気が上昇。ミラノ市内の時計店はもちろん、セレクトショップでもG-SHOCKを販売する店舗が急増している。
G-SHOCK|G-SHOCKの人気が海外でも広がる
イタリア・ミラノにG-SHOCK直営店をオープン(2)
ミニマルなデザインを採用
これまで多くのブランドの直営店といえば、世界で統一された什器やデザインが採用されるケースが多い。ショップ入口には、日本のG-SHOCKショップでも見られるG-SHOCKのウォールオブジェが確かにある。しかし、このミラノの「G-SHOCK Corso Como」には独自のデザインコンセプトをあえて加えたという。
「50平方mの限られた敷地を生かすためにも、第1に優先させたのは、什器をシンプルにしたことです」とカシオ イタリア の加藤朋生社長は語る。そうすることで、個性豊かなG-SHOCKをはじめとする商品が必ず目立つことになる。またショップのセンターにある什器をやや斜めに配置することで、来店したお客さんが商品を見やすくするという配慮までされていた。
最近のイタリアでのG-SHOCKの人気の傾向は、GA、GBシリーズなどのモデル。圧倒的に20~30代のお客さまからの支持が高いのだが、最近40~50代の腕時計を知り尽くした人たちからも高く支持される傾向にあるという。
イタリアは、世界でも知られる一人当たりの腕時計所有本数が多い国だ。そんなお国柄もあって、こだわりある日本のモノ作りが次第に認められているという。「衝撃に強い」というコンセプトを持つ腕時計は、ほかにはないからだ。
2015年5月からは、ミラノ万博が開催されることもあって、いまミラノは、街の再開発が進んでいる。『G-SHOCK Corso Como』がオープンしたこのコルソ・コモも、再開発商業エリアとして注目のトレンドスポットだ。同じエリアには、イタリアのセレクトショップやアパレルショップが次々にオープンしている。イタリア、ミラノを訪れるなら、立ち寄ってみたいショップだ。