ATOMIC FLOYD|チタン製の新型フラッグシップイヤフォン誕生
ATOMIC FLOYD|アトミックフロイド
航空宇宙グレードチタン採用のイヤフォン
新型フラッグシップモデル「SuperDarts Titanium +Remote」誕生
イギリスで誕生したイヤフォンブランド、ATOMIC FLOYD(アトミックフロイド)は、音質、デザイン、耐久性を兼ね備え、現在では世界23カ国で愛されている。このたび、航空宇宙グレードのチタンを採用した、新型フラッグシップモデル「SuperDarts Titanium +Remote」を発表。このモデルのプロモーションのため来日したアトミックフロイド代表のジェームズ・ストロング氏に、同社のモノづくりの理念、そして新型モデルについて、話を伺うことができた。
Text & Photographs by OKADA Kazuyuki(OPENERS)
アトミックフロイド代表が語る「高品質」へのこだわり
新型フラッグシップモデル「SuperDarts Titanium +Remote」は、従来のフラッグシップモデル「SuperDarts +Remote」をベースに、素材やパーツ、カラーリングなどをブラッシュアップさせたモデルだ。アトミックフロイド代表のジェームズ・ストロング氏は、まず自身の理念について次のように語った。
「イヤフォンは、通勤時間や旅行の時などで、長い時間使用するものです。片道45分の通勤でも、往復にすると1時間30分。その時間、本当に良いものを使ってほしいと考えています。毎日キレイな格好をするために時間をかけて身支度をして、外出する。それなのに、質感の低いイヤフォンを使用している人が多い。そこに私は、矛盾を感じました。日本の消費者の多くは、プロダクトの製法や精密さ、性能にこだわりを持っている。それは、アトミックフロイドの考え方と一致しています。私たちは、デザインとパフォーマンスが一流のレベルで両立したプロダクトを目指しているのです」
開発チームには、ナイキ、アディダス、シュア、フィリップスなど、一流企業の出身者が揃う。デザイナーは、ナイキのメガネ、時計、ナイキプラスのデザインを担当した人物だという。
一般的な企業の場合、製品の開発をおこなう際は、まず製品の販売価格を決めて、その価格の範囲内になるようコストを計算して開発していく。開発段階で最後に調整するのはパーツのクオリティーで、これは品質にダイレクトに影響する。ジェームズ氏は、「この方法だと、良いモノをつくりづらくなる」と感じたという。そのため同社では、製品を開発するときに、先に販売価格を設定しない。製品が出来上がってから価格を決めることにより、より高いレベルでクオリティーをコントロールできるようになった。
また同社では、販売するすべてのモデルに、金属を使用している。性質上、プラスチックよりもボディを薄くできることから、その余ったスペースで、より高機能な部品を搭載できるのがその理由だ。
さらには、耐久性も重視。ケーブルにはスーパー繊維ケブラー®を採用。それにより、絡みにくい特性と、強い耐久性を実現した。最も断線のしやすいケーブルの付け根部分は180度の曲げテストを、イヤフォンでは異例となる約5000回おこなっている。
今回誕生した新型モデル「SuperDarts Titanium +Remote」では、これまでステンレス製だったボディに代わり、ロケットやスペースシャトルで使用されている航空宇宙グレードチタンを採用した。非常に軽く、キズもつかない。また、音質も従来モデルと比べ、柔らかく、優しくなったという。
「SuperDarts Titanium +Remote」の発売日は6月25日(水)、価格は4万6000円(税抜)だ。
ATOMIC FLOYD SuperDarts Titanium +Remote
ドライバ|ハイブリッド(9mmネオジムダイナミックドライバ+バランスドアーマチュア)
周波数特性|5Hz~25,000Hz
ケーブル|1.2mOFCケーブル(ケブラー®繊維)
ハウジング|チタン製
プラグ|24金メッキ3.5mステレオミニプラグ
リモコン|チタン製3ボタン搭載マイク付きリモコン
対応モデル|iPhone、iPad、iPod(いずれもリモコン対応)、
その他スマートフォン、携帯音楽プレーヤーなど
付属品|シリコンラバー製キャリングポーチ、
フライトアダプタ(航空機用デュアルプラグアダプタ)、
DJジャック(3.5mm標準プラグ変換アダプタ)、
ノイズアイソレーティング・イヤチップ(ソフトシールS/M/L、コンプライM)
発売|6月25日(水)
価格|4万6000円(税抜)
http://www.atomicfloyd.jp